Excelの背景画像が印刷されない|シートの背景と透かしの違い
Excelの「シートの背景」で入れた画像は、画面表示用で印刷されません。プリンターの故障を疑う前に、どの方法で画像を追加したかを確認してください。紙にも「見本」などの目印を出したい場合は、ヘッダーへ画像を入れる方法を使います。ここではWindowsデスクトップ版Excelを扱います。
印刷したい画像が、どこに入っているかを確かめる
「ページ レイアウト」の「背景」から追加した画像は、シートの背景です。セルの上へ普通に挿入した画像や、ヘッダーの画像と区別します。画面の広い範囲に模様が見えるからといって、同じものが紙にも出るとは限りません。
今回の目的が画面でシートを見分けることだけなら、背景をそのまま使う選択もあります。紙へ出す目的なら別の方法が必要です。印刷前に背景を消すか残すかより先に、目印を誰がどこで見るのかを決めると、不要な調整を避けられます。
印刷用の目印は、ヘッダーへ画像として入れる
「見本」のような印刷用の目印を画像で用意したら、「挿入」→「ヘッダーとフッター」を開きます。左・中央・右のヘッダー欄から使う場所を選び、ヘッダー/フッターの「図」で画像を挿入します。すでにページ番号や文書名がある欄は、内容を確認してから使ってください。
画像を指定すると、編集中の欄には「&[図]」に相当する画像コードが表示されます。コードの表示だけで失敗と判断せず、ヘッダーの外をクリックして見え方を確かめます。この方法は、Web用Excelで同じ操作ができる前提にはしません。
画像の大きさと、表との重なりを調整する
ヘッダーを再び選び、「図の書式設定」(Format Picture)で大きさを調整します。必要に応じて画像の色の設定も確認します。画面で目立つように大きく濃くするのではなく、数字や文字を読み取る邪魔になっていないかを基準に比べましょう。
例えば、集計金額の真上に目印が重なる案と、余白に小さく収める案を比較します。どの表にも通用する画像寸法はありません。数値が密集する表と、余白の広い表では適した置き方が違うため、実際の印刷プレビューで決めます。
1ページ目だけでなく、後続ページも確認する
元のシート背景とヘッダー画像の見た目を同一にすることを目標にしないでください。ヘッダー画像は、印刷する各ページと本文の配置を見ながら調整するものです。長い表では、1ページ目の上部だけ整っていても十分ではありません。
プレビューで後続ページまで送り、ページ番号や表の見出しとの重なりを点検します。複数シートを配る場合も、目印が必要な各シートを確認してください。一つのシートでうまく表示できたことを、ブック全体の確認の代わりにしないようにします。
目印が見えて、表が読めることを完了の目安にする
PDFにする場合は、書き出したファイルでも目印が残っているか確認します。紙で配る場合は最終的な大きさで試し刷りし、数字、注記、ページ番号まで無理なく読めるかを見ます。濃さを落として目印が読めなくなった場合も、配置から見直してみましょう。
「見本」と表示する目的は、受け取った人に資料の扱いを分かりやすくすることです。画像を載せる操作を、ファイルの編集や印刷を制限する設定として扱わないでください。見た目の目印と、アクセス権限の管理は別の確認です。
次に確認すること
シート背景は印刷されないことを確認し、紙に必要な目印はヘッダー画像へ切り替えます。大きさと重なりを調整して、出力したPDFや試し刷りで読める状態を確かめてください。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:シートの背景を追加、削除する
https://support.microsoft.com/ja-jp/excel/add-or-remove-a-sheet-background
確認日:2026-09-26
Excelの背景機能とヘッダー画像の違い。Wordの背景印刷切り替えを転用しない。
- Microsoft:Add a watermark in Excel
https://support.microsoft.com/en-us/excel/get-started/add-a-watermark-in-excel
確認日:2026-09-26
画像による視覚的な目印。アクセス制御・編集防止・真正性の証明としては扱わない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。