元データの見直し
72ppiを300ppiに変えればきれいになる? 再サンプルとの違い
再サンプルをしないで72ppiを300ppiに変えても、画像のピクセル数は増えません。同じ画素を小さな寸法に並べる設定になります。印刷用の数字を変えることと、画像に含まれる情報を増やすことは分けて考えましょう。
数値で確かめる
| 指定ppi | 印刷寸法(横 × 縦) |
|---|---|
| 72 ppi | 846.67 × 1,058.33 mm |
| 150 ppi | 406.40 × 508.00 mm |
| 300 ppi | 203.20 × 254.00 mm |
数値は本サイトの共通計算式による計算例です。pxの必要数は各辺を切り上げ、それ以外は表示桁で丸めています。実機の自動拡大・印刷不可領域・画質は含みません。
2400×3000pxで比べると何が変わるか
下の表では、画像は常に2400×3000pxです。変えているのは印刷時のppiだけです。印刷寸法が変わっても、元画像の縦横比や画素数は変わりません。
印刷アプリ側で「用紙に合わせる」などの大きさを指定すれば、ファイルに保存されたppi値より、その配置後の寸法が実ppiを決めます。そこで計算機では、メタデータの数字ではなく、画素数と配置寸法から密度を求めています。
ピクセル数が増えていたら、別の処理が入っている
Photoshopの再サンプルは画素数を変える処理です。拡大後のファイルは大きくできますが、それだけで失われた文字や被写体の細部が正しく復元されたとは言えません。
元データを残し、変更前後の横・縦pxを比較すると整理しやすくなります。印刷先が特定の解像度を求める場合は、ppi欄だけでなく、必要な印刷寸法とpxが同時に満たされているか確認してください。
次に確認すること
変更前後の横・縦pxを見比べ、画素数を変えたのか、印刷寸法だけを変えたのか確認します。指定寸法での実ppiを最後に再計算します。
出典と計算の前提
メーカー資料は寸法・概念・記載機種の例として参照しています。他の機器やサービスでの同一動作を保証しません。記事の計算は画像データの解析や実印刷テストではありません。