必要な画素数
この写真をA3まで大きくできる? 実ppiと切り取りで判断する
同じ写真を大きく印刷すると、1インチあたりに並ぶ画素が少なくなります。まず実ppiを求め、印刷先の指定と比べましょう。「A3だから必ず無理」「300ppi未満だから失敗」とは、この計算だけでは判断できません。
数値で確かめる
| 用紙寸法(横 × 縦) | 全体を残す | 枠を埋める | 枠を埋める際の面積カット |
|---|---|---|---|
| 297 × 210 mm | 362.9 ppi | 342.1 ppi | 5.72 % |
| 420 × 297 mm | 256.6 ppi | 241.9 ppi | 5.71 % |
数値は本サイトの共通計算式による計算例です。pxの必要数は各辺を切り上げ、それ以外は表示桁で丸めています。実機の自動拡大・印刷不可領域・画質は含みません。
同じ画像で、印刷サイズだけを変えて比べる
下の表は4000×3000pxの横長写真を、横向きA4・A3に置いた計算例です。「全体を残す」は写真全体が入る大きさ、「枠を埋める」は紙の空きをなくす大きさです。どちらも画像を引き伸ばして縦横比を変える処理ではありません。
全体を残す配置では写真の印刷寸法が用紙より小さくなる場合があり、同じ用紙でも実ppiが高くなります。用紙サイズから単純に画素数を割った値だけを見ると、この違いを見落とします。
目標に届かなかったときの選択肢
指定が厳密な入稿条件なら、より大きな元データを探す、印刷寸法を小さくする、印刷先にデータの扱いを確認する、という順で考えます。再サンプルでpxを増やすことと、元の写真に細部の情報が存在することは別です。
自宅での写真鑑賞なら、最終的な大きさで小さな範囲を試し刷りするのも判断方法です。数字だけでは、ピント、圧縮、紙、見る距離による好みの差までは評価できません。
次に確認すること
A3での実ppiが指定を下回るなら、A4との比較表を確認。無条件に画像を拡大加工する前に、元ファイルの有無と印刷先の要求を確かめます。
出典と計算の前提
- キリコム:サイズ計算式・サイズ早見表
- ブラザー:使用可能な原稿 — ADS-1800W
- Adobe:Printed image resolution
- Adobe:Printer resolution
- キヤノン:TX-4000 — 用紙のサイズ
メーカー資料は寸法・概念・記載機種の例として参照しています。他の機器やサービスでの同一動作を保証しません。記事の計算は画像データの解析や実印刷テストではありません。