PDFを1枚に2ページ・4ページ印刷すると何%になる? 読める大きさと順序の確認
紙を節約したくても、4ページを1枚にすると文字が小さすぎることがあります。まず「2ページを1枚」から試し、脚注や表まで読めるか確認するのが確実です。Acrobatでは「複数」で集約数とページの並び順を選べます。単純にページ数の逆数が文字の縮小率になるわけではありません。
4ページを1枚にしても、文字の幅は4分の1ではない
同じ縦横比のページを2列×2段に並べる理想配置なら、それぞれの辺は元の約半分です。面積が4分の1になることと、文字の高さが4分の1になることを分けて考えます。
下表は縦向きA4の原稿を使い、紙の余白とページ間の隙間をゼロにした計算です。2ページでは横向きA4に左右配置、4ページでは縦向きA4に2列×2段で配置しています。実際は印刷可能領域などの分だけ、さらに小さくなることがあります。文字サイズの欄も同じ倍率を掛けた換算で、実機の測定値ではありません。
| 集約方法 | 1ページの枠 | 辺の倍率 | 元の12ptの換算値 |
|---|---|---|---|
| A4横に2ページ | 148.5×210mm | 約70.707% | 約8.485pt |
| A4縦に4ページ | 105×148.5mm | 50% | 6pt |
Acrobatの「複数」で集約数と順序を選ぶ
デスクトップ版Acrobatの印刷画面で「ページサイズ処理」の「複数」を選び、1枚あたり2ページまたは4ページを指定します。「ページの順序」は、左から右に読み、その後下へ進むなら「横」を選ぶ、という具合に読みたい流れに合わせます。
プレビューでは、1・2・3・4ページがどこに置かれたかを確認します。Acrobat側ですでに集約したものを、プリンタードライバー側でも集約しないよう注意してください。たとえば両方で4ページ集約すると、意図よりも多くのページが小さく配置される原因になります。
判定用に選ぶのは、大きな見出しより細かい表のページ
本文が大きいページだけで判断すると、後半の細かい表や脚注が読めないまま全体を印刷してしまいます。小さい文字、薄い線、数字が密集したページを含む1枚を試し刷りし、普段の読む距離で確認します。ptの値だけで可読性の合格ラインを決めないでください。
4ページで厳しければ2ページに戻します。それでも読みにくい重要ページは集約せずに出力する、という分け方もできます。余白の多い原稿を切り詰めて読む場合は、注記やページ番号まで落としていないかも確認が必要です。
用紙枚数と、冊子用の並べ替えを混同しない
全12ページを片面で2ページずつ出せば6枚、4ページずつなら3枚です。これは集約後の面数を数えた例で、両面印刷する場合は、さらに表裏に割り当てます。最後にページが余るときは空き枠ができるため、単純な割り算の端数は切り上げます。
折って本にする場合は「複数」で順番どおりに並べるのではなく、「小冊子」の並べ替えが必要になります。また、長辺とじ・短辺とじは裏面の向きの問題です。集約数、ページ順、表裏の向きは別々に確認しましょう。
この節の参照:Adobe
次に確認すること
細かい表を含むページで2ページ集約と4ページ集約を比較します。文字・線・ページ順が確認できた設定で、必要な範囲を印刷します。
出典と前提
- Adobe:Acrobat:1枚に複数のページを印刷
- Adobe:Print PDFs in Acrobat Reader
- Adobe:AcrobatまたはReaderを使用して小冊子を印刷する
- キヤノン:TX-4000 — 用紙のサイズ
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。