A4の紙でA5サイズの小冊子を作るには? ページ順と必要枚数の考え方
A4の紙を半分に折る冊子は、1枚の表裏に4ページを配置します。PDFを普通に2ページずつ印刷するだけでは、折った後の順番が合いません。AcrobatまたはReaderの「小冊子」を使い、PDFは基本的に読み順のまま用意します。まず少部数を折って、ページ順を確かめてから本番を印刷しましょう。
「1・2、3・4」と並べると、折ったときに順番が変わる
Adobeの小冊子印刷は、折り・重ね・とじを行った後に読む順番になるようページを配置します。元のPDFは1ページ目から最後までの読み順で用意し、ソフトに並べ替えを任せる形を基本にします。すでに印刷会社などが面付けしたPDFは別扱いなので、二重に小冊子処理をしないでください。
例として全8ページの左とじ冊子では、外側の紙の片面に8・1、反対の面に2・7が組み合わされます。内側の紙は6・3と4・5です。これは組合せを理解するための例で、給紙口に紙をどちら向きで戻すかを示す図ではありません。
この節の参照:Adobe
必要な紙はページ数÷4を切り上げる
表紙も裏表紙も1ページとして数えます。たとえば本文12ページに表紙・表紙の裏・裏表紙の裏・裏表紙を加えるなら、全部で16ページです。本文の数だけを入力すると、必要な紙や余白ページを見落とします。
全体が4の倍数にならないと、配置できる枠に余りが出ます。空白がどこに入るかは、PDFの用意の仕方やソフトの処理で確認が必要です。下表の空白数は容量の差であり、ソフトがその位置に自動挿入することを保証する表ではありません。
| 内容のページ数 | 紙の枚数 | 配置できるページ数 | 余る枠 |
|---|---|---|---|
| 8 | 2枚 | 8 | 0 |
| 14 | 4枚 | 16 | 2 |
| 16 | 4枚 | 16 | 0 |
「小冊子」と、とじる方向を設定する
AcrobatまたはReaderの印刷画面で「小冊子」を選び、対象範囲ととじ方を確認します。自動両面に対応している場合は両面、そうでなければ表側と裏側を分ける方法が案内されています。手動で戻す方向はプリンターによって違うため、機器の説明に従ってください。
ソフトの用紙番号とPDFのページ番号も同じではありません。Adobeの例では、16ページのPDFが4枚の用紙に配置されます。数字の4を見て「4ページしか出ない」と考えず、プレビューの表裏と組合せを見ます。
この節の参照:Adobe
A4を半分にした寸法と、規格のA5には0.5mmの差がある
A4の297mmの辺をちょうど半分にすると148.5mmです。そのため折った紙は計算上148.5×210mmで、規格のA5である148×210mmと完全には一致しません。普段使いの折り冊子と、仕上がりを厳密にA5にする入稿物を区別してください。
さらにプリンターの余白や、冊子印刷時の縮小が内容の大きさに影響します。厚い紙や枚数の多い冊子では重ねたときのずれも別の確認事項です。この簡易な方法だけで、印刷会社向けの断裁・塗り足し・厚み補正まで済んだとは扱いません。
試し刷りは、ばらばらの紙のまま判定しない
試験用PDFを読み順の1〜8ページで作るなどして、2枚の紙を実際に折り、重ねて読みます。1から8まで自然にめくれるか、裏面が上下逆でないか、文字が折り目に近すぎないかを確認します。
向きの不具合があれば、まず小冊子のとじ方と両面の設定を確認します。PDFのページを手作業で入れ替え始めると原因が分かりにくくなるため、原本は読み順のまま残しておきましょう。
次に確認すること
表紙込みのページ数と、とじる向きを決めます。「小冊子」で試し刷りし、折った状態の読み順と表裏が合うことを確認します。
出典と前提
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。