両面印刷の長辺とじ・短辺とじはどっち? 縦・横の用紙で裏面が逆になる理由
「本のようにめくるなら長辺とじ」と覚えるだけでは、横向きの資料で裏面が逆になることがあります。長辺・短辺は、文字ではなく最終的に出てくる紙の辺です。まず縦か横かを決め、その紙を左右にめくるのか、上下にめくるのかでとじ方を選びます。
同じ左とじでも、縦向きは長辺、横向きは短辺
縦向きのA4では左右の辺が長く、横向きでは上下の辺が長くなります。そのため、左側を支点に本のようにめくると、縦向きでは長辺、横向きでは短辺がとじる辺になります。
ブラザーのWindows向け自動両面印刷の案内も、縦向きでは長辺が左・右、短辺が上・下、横向きではその関係が入れ替わる表を示しています。機種例は同ページの対象にあるDCP-J526Nなどであり、ブラザー全機種の自動両面対応を意味しません。
| 紙の向き | 左右へ本のようにめくる | 上下へカレンダーのようにめくる |
|---|---|---|
| 縦向き | 長辺とじ | 短辺とじ |
| 横向き | 短辺とじ | 長辺とじ |
この節の参照:ブラザー
印刷画面では、用紙の向きととじ方をセットで確認する
文書の印刷画面で用紙の縦・横を確認し、両面印刷を有効にして、とじる辺を選びます。機器によっては長辺・短辺の代わりに、本・手帳・カレンダーなどの図で表示されるため、プレビューのめくり方も手掛かりにします。
同じ両面設定がアプリとプリンタードライバーの両方にある場合、どちらか一方の表示だけでなく、最後に選ばれた出力条件を確認します。自動両面を選べない場合は、対応機種・ドライバー・用紙などの条件を調べます。対応していないと決めつけて、別機種の手順を流用しないでください。
「上」と書いた2ページで、実際にめくって試す
まず試験用の1ページ目と2ページ目に、ページ番号と大きな上向き矢印を入れます。1枚の表裏に印刷し、最終的に使う方向へ紙をめくって、2ページ目の上向き矢印が同じように上を向くか確認します。紙を机の上で自由に回して読める状態にするのではなく、予定の辺を支点にめくるのがポイントです。
裏面だけ上下逆なら、とじ方と出力用紙の向きを見直します。手動両面の場合は、紙を戻す方向や面も影響します。給紙の仕組みは機器ごとに異なるので、矢印を付けた少量の試験と機器の説明で確かめます。
2ページ集約や冊子では、元原稿の縦横だけで判断しない
縦向きのPDFを2ページずつ横向きA4に並べたなら、とじる辺の判断対象は横向きA4です。元のPDFが縦だったから長辺とじ、と選ぶと意図とずれる場合があります。
冊子機能を使う場合は、折った後のページ順までソフトが並べ替えます。普通の両面資料と同じつもりで別の集約や並べ替えを重ねず、冊子のプレビューと実際に折った試験で判断してください。とじしろの幅、裏表の位置精度、紙の裏写りは、上下の向きとは別の確認事項です。
次に確認すること
最終的な紙の縦横とめくる方向を決め、とじ方を選びます。上向き矢印のある2ページを1枚に両面印刷して、予定の辺でめくったときの裏面を確認します。
出典と前提
- ブラザー:自動で用紙の両面に印刷する(Windows)
- Adobe:Print PDFs in Acrobat Reader
- Adobe:Acrobat:1枚に複数のページを印刷
- Adobe:AcrobatまたはReaderを使用して小冊子を印刷する
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。