ラベル印刷がずれるときの直し方|一定の位置ずれと、下ほど広がるずれを分ける
ラベルの位置を直すとき、最初から全部の文字を動かすと原因が分かりにくくなります。まず用紙の品番と印刷倍率を確認し、その後に、どの面も同じ量だけずれるのか、下へ行くほど差が大きくなるのかを比べます。前者は全体の位置補正が候補ですが、後者を一か所の移動だけで直すことはできません。
「A4・12面」ではなく、用紙の品番を一致させる
エーワンのFAQでは、同じ面数でも余白などの寸法が異なることがあるため、用紙とソフトの品番を一致させるよう案内しています。面数が同じという理由だけで近いテンプレートを選ぶと、最初のラベルが合っていても他の位置が合わない場合があります。
ラベル屋さん10を使う場合も、袋や用紙に書かれた品番と、選択中の用紙を最初に照合します。その後でプリンター側の用紙サイズを確認し、全体を縮小・拡大しない設定にします。公式FAQではフチなしやフィットページの解除、100%または等倍の確認が案内されています。
この節の参照:エーワン
上・中・下を比べて、ずれ方を記録する
試し刷りは対応する普通紙など、機器で安全に使える紙で行い、ラベル用紙に重ねて枠を確認します。上段・中段・下段の同じ基準点を比べ、どちらへ何mmずれているかを記録します。
下表は原因の断定ではなく、確認順を決めるための例です。斜めになっていたり、毎回ずれ方が変わったりする場合もあるため、倍率だけが原因だと決めつけないでください。
| 試し刷りの状態 | 先に確認すること |
|---|---|
| すべて約2mm下にずれる | 品番・倍率確認後に、全体の位置補正 |
| 上は合うが、下ほど差が広がる | 品番・拡大縮小・用紙寸法、紙送り |
| 毎回方向や量が変わる | 用紙セット、紙の状態、機器の対応設定 |
一様なずれだけを、全体の位置で補正する
ラベル屋さんの公式FAQは、すべての面が一定量ずれる場合に、印刷画面の「位置」で上下左右を調整する方法を案内しています。全体が2mm下へ出るなら、上方向への補正を少量試し、もう一度紙で確認する進め方になります。
この補正はラベル同士の間隔を変えるものではありません。一つの面だけが合うように文字を移動すると、他の面との関係を見失いやすくなります。変更前のデータを残し、品番・倍率・位置を一度にまとめて変えないようにします。
この節の参照:エーワン
下ほど広がるずれは、移動量だけでは解決しない
計算上、基準点から250mm離れた位置が99%で印刷されると、距離は247.5mmになり、差は2.5mmです。同じ縮小でも基準点に近い場所の差は小さいので、下ほどずれが大きく見えることがあります。ただし、この見え方だけで99%縮小だと診断することはできません。
全体を2.5mm動かしても、基準点付近が今度はずれるだけです。品番・倍率・用紙サイズを確認し、改善しないときは紙送りやプリンターのメンテナンスも確認します。公式FAQも、徐々に印字がずれる場合に機器側への確認を案内しています。
この節の参照:エーワン
PDFへ出す場合も、最後の印刷倍率を確認する
ラベル屋さんではPDFへ出力して印刷する方法も案内されています。ブラウザー経由の出力で寸法が合わない場合は、PDFを保存し、閲覧ソフトの実際のサイズ・100%相当の設定で確認する方法が候補になります。PDFに変換しただけで、倍率の問題が自動的に消えるわけではありません。
最後は実際に使用するラベル用紙の対応プリンター・用紙種類・給紙方法を確認します。内容を切り取り線ぎりぎりに置かず、まず必要最小限の試験で位置を確認してから枚数を増やしてください。
次に確認すること
品番と100%の倍率を確認し、上・中・下のずれを比較します。一定のずれなら位置補正、広がるずれや不安定なずれなら寸法設定と紙送りを確認してから本番へ進みます。
出典と前提
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。