プリントサイズナビ
InDesignの印刷データ作成

InDesignで写真入り商品票をまとめて作る|データ結合と画像の照合

出典確認日 2026-09-26 · 条件と適用範囲を明示

商品名や説明、写真だけが異なる商品票を作るなら、InDesignのデータ結合が候補です。CSVの各行を一つの商品として用意し、ひな形へ文字と画像を差し込みます。ここではWindows版InDesignで、一商品を一ページにする例を扱います。住所ラベルの面付けや印刷位置合わせとは別の作業です。

商品IDを残し、文字と写真を同じ行にそろえる

データには商品ID、商品名、説明、写真の指定を用意します。商品名だけで照合すると、似た名前や同じ名前の商品を取り違えやすいため、確認用のIDも残しておくと便利です。これは管理方法の例で、特定の商品コード形式を必須にするものではありません。

画像列は「@Photo」のように列名の先頭へ@を付け、各行に実在する画像のフルパスを指定します。名前の似た写真を目視で探すのではなく、IDと対応する画像かを先に確認します。CSV内のカンマや引用符、文字コードも点検し、最初は少数の試験用データで読み込みます。

ひな形へテキストと画像のフィールドを配置する

一ページのひな形を作り、[ウィンドウ]から[ユーティリティ]、[データ結合]を開いてデータソースを選びます。文字はテキストフレーム内へカーソルを置いてフィールドを挿入し、写真は画像用フレームへ画像フィールドを配置します。

プレビューを有効にし、レコードを切り替えて商品名と写真を確認します。短い商品名だけで収まると判断せず、最も長い説明や縦長の写真も見てください。写真の全体を残すのか、枠を埋めるのかでも見え方が変わるため、画像のフィッティングは商品の特徴が欠けない方針で選びます。

一ページ一レコードで結合し、警告を確認する

[結合ドキュメントの作成](Create Merged Document)で対象レコードを選び、ページ当たりのレコードを[単一レコード](Single Record)にします。文書作成時のオーバーセットテキストのレポートと、画像が見つからない場合の警告を有効にして結合します。

警告が出たら、文字枠や説明の長さ、画像のパスを直して再確認します。ただし、画像欠落の警告がないことは「正しい商品写真が入った」ことの証明ではありません。別商品の画像が実在していれば、ファイルを見つける検査だけでは取り違えを判断できないため、IDとの照合が必要です。

結合結果を元データと照合してからPDFへ進む

結合でできた文書を開き、対象レコード数とページ数、商品ID、名称、写真を照合します。一商品一ページのひな形で10商品を対象にしたなら、10ページあるかが最初の確認になります。ただし、ページ数が一致していても、一商品の重複と別商品の欠落が相殺されている可能性は残ります。

少なくともIDは全件照合し、長い文章や特殊な文字、写真の縦横が違うページを重点的に見ます。文字コードが正しくても、その文字を表示できるフォントが必要です。商品データや写真を変更した後は、結合済みの出力だけを完成版として使い続けず、どのデータから作った版かをそろえて出力し直します。

あわせて確認する

参考資料

  1. Adobe:Merge data

    https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/automation-and-scripting/merge-data/merge-data.html

    確認日:2026-09-26

    Windows版、一商品一ページ。Macの絶対パス不具合や旧版の相違を同じ手順で解決したとはしない。

  2. Adobe:Merge records

    https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/automation-and-scripting/merge-data/merge-records.html

    確認日:2026-09-26

    一商品一ページの検査。複数レコード面付け、ラベル寸法合わせは扱わない。画像欠落警告は商品画像の正誤を判定しない。

  3. Adobe:Data source files overview

    https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/automation-and-scripting/merge-data/data-source-files-overview.html

    確認日:2026-09-26

    現在のInDesign。過去全版の文字コード・複数行挙動を保証しない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。