Illustratorで一つの角だけ丸くする|頂点の選択と半径の指定
見出しの背景の右上だけを丸くしたいのに、四隅が全部丸くなってしまう。そんなときは、角の数値より先に選択している頂点を確認します。デスクトップ版Illustratorで、線なし・塗りありの単純な長方形を使い、一角だけを調整します。
変更する角を一つに決め、元の図形を残す
練習用に幅60mm・高さ30mmの長方形を作り、右上だけを丸くすることにします。元の図形を残して比較できるよう、作業用のコピーを使います。この寸法は操作確認の例であり、ラベルや印刷物の推奨サイズではありません。
まず図形全体を選ぶ選択ツールと、頂点を選ぶダイレクト選択ツールを区別します。複数の角が同時に選ばれていると、一角だけを直すつもりでも変更対象が広がります。別の図形や複数の頂点を巻き込まない状態で始めましょう。
ダイレクト選択で対象の頂点を選ぶ
選択をいったん外し、ダイレクト選択ツールで右上のアンカーポイントを選びます。その角のウィジェットを内側へ少しドラッグし、右上だけが丸くなるかを確認します。最初は小さく動かし、四隅全体が変わったら取り消して選択状態をやり直します。
ウィジェットの見た目だけでなく、ほかの三つの角が元のままかを見比べます。一角が選ばれたことを確認してから数値を設定すると、間違った対象へ正確な数値を入れてしまうのを避けられます。
角の種類と半径を別々に指定する
対象の角のウィジェットをダブルクリックし、角の設定を開きます。通常の丸い角を選び、半径を例として3mmにします。角には丸める以外の種類もあるため、数値が3mmであることだけで同じ形とは判断しません。
半径には元の形が許す上限があります。ドラッグで限界まで変更した際に角のプレビューが赤くなる場合は、その制約を確認します。希望する大きな半径を入れられないからといって、必要な外寸まで勝手に拡大して解消しないでください。
他の角と、文字を置ける範囲を確認する
完成後は右上の半径、残り三つの角の状態、長方形の大きさを見直します。角が大きく丸くなると、その付近へ置いた文字や図柄との余白も変わって見えます。形だけを直して終えず、最終レイアウトへ戻して文字が窮屈になっていないかを確かめましょう。
保存した編集用ファイルを残し、出力PDFでも一角だけが丸いことと、不要な線や重なりがないことを確認します。この操作で作るのはデータ上の形です。紙そのものを角丸に加工する注文や加工寸法まで設定したことにはならないため、その指定は印刷・加工先と別に照合します。
次に確認すること
一角だけを選んだ小さな変更で動作を確かめてから、角の種類と半径を指定します。ほかの三つの角と外寸、角付近の文字を最終レイアウトで確認します。
あわせて確認する
参考資料
- Adobe:Live shapes
https://helpx.adobe.com/illustrator/using/live-shapes.html
確認日:2026-10-02
長方形の一角の変更に必要な部分だけ使用。その他の図形機能は扱わない。
- Adobe:Change corner radius of live shapes
https://helpx.adobe.com/illustrator/desktop/draw-shapes-and-paths/modify-live-shapes/change-corner-radius-of-live-shapes.html
確認日:2026-10-02
設定できる上限をすべての図形に共通のmmで断定しない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。