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Illustratorの編集可能な図形の合体

Illustratorで図形を合体する|元の形を編集できる複合シェイプ

出典確認日 2026-09-29 · 条件と適用範囲を明示

円と長方形を一つの形に見せたいが、後から円の位置は調整したい。そんな場合は、Illustratorの複合シェイプが候補です。元の図形を保持したまま、パスファインダーの合体を使えます。デスクトップ版で、線のない単純な二つの閉じた図形を扱います。

先に、後から直したい部分を決める

例では、長方形の上辺へ円を重ね、上側に丸みのある案内用の図形を作ります。二つは同じ塗りにし、線は付けません。円が一部だけ長方形の外へ出る状態にして、まず重なり方を確認します。

この段階で残したいのは、円を左右へ動かす、円を大きくする、といった編集の余地です。見た目の外周だけを確定する前に、元の長方形と円を扱える状態を保ちます。複雑な線、効果、文字を同時に処理する例ではありません。

文書は先に別名保存します。複合シェイプを使うことと、誤操作に備えて元ファイルを残すことは別なので、編集可能という理由だけでバックアップを省かないようにします。

二つを選び、「複合シェイプを作成」を使う

選択ツールで円と長方形を選び、[ウィンドウ]から[パスファインダー]を開きます。パネルメニューの[複合シェイプを作成]を選びます。Adobeの説明では、このメニューは合体のモードで作成します。

別の方法として、WindowsではAlt、macOSではOptionを押しながら、形状モードの合体を選ぶ方法もあります。何も押さずに合体をクリックする操作と、元の形を保持する今回の複合シェイプ作成を混同しないようにします。

作成後は、円が重なった部分を含めて一つの外観になったか確認します。ただし、見た目が一体になったことだけで、元の二つの図形を編集できる状態まで確認できたとは考えません。次に構成要素を選んで確かめます。

構成する円を選び、合体後の外観を調整する

ダイレクト選択ツールで、複合シェイプ内の円を構成する部分を選びます。外周全体ではなく目的の図形を選べていることを確かめ、少し位置を調整します。複雑な原稿で選びにくいときは、最初の単純な二図形の例へ戻って操作を確認します。

円の位置を変えたら、長方形との接続部分と図形全体の幅を見直します。元の円を調整するために、合体後の輪郭を一から描き直す運用にしないことが、この作り方の目的です。

今回は合体だけを使います。同じパネルにある減算や交差などへ途中で切り替えると、残す領域の意味が変わります。操作を試す際も、どの形を残したいのかを先に決めてください。

「解除」と「拡張」は、戻り先が違う

元の図形を分けて扱いたい場合は、複合シェイプを選び、パスファインダーパネルのメニューから[複合シェイプを解除]を使います。合体した見た目を固定する操作とは別です。

[拡張]は合成された形状を保つ一方、元の構成図形のパスをそのまま保持する状態ではなくなります。結果は形状モードに応じてパスまたは複合パスになります。最初の円や長方形を後で調整したい編集用データでは、拡張を急がないようにします。

渡す形式などの条件で確定した形が必要になった場合も、編集用の複合シェイプを別に残してから、受け渡し用コピーで処理する方針にします。どんな印刷所にも拡張が必須という意味ではありません。

合体後に選ぶ操作の違い
目的操作残る状態の考え方
元の図形を分けて編集する複合シェイプを解除構成するオブジェクトを分離
現在の合成形状を確定する拡張合成結果のパスを作る。編集用コピーは別に残す

複合パスと名前を取り違えず、出力する形を見る

「複合シェイプ」と「複合パス」は似た名前ですが、今回の目的は元の図形を保持した合体です。背景が透ける穴を作るための複合パスの記事とは、操作の狙いを分けて使ってください。

最後に完成サイズで図形を見て、接続部分に意図しない出っ張りがないか、配置先の文字や隣の要素と重ならないか確認します。ここで作るのは案内用の装飾です。加工線や裁断データとして正しいかは別の条件が必要なので、合体できたことだけを入稿適合の判定にしません。

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参考資料

  1. Adobe:パスファインダーでの複合シェイプの作成

    https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/desktop/manage-objects/reshape-transform-objects/create-compound-shapes-with-pathfinder.html

    確認日:2026-09-29

    同じ塗り・線なしの閉じた円と長方形だけを使用。穴を作る複合パスと区別し、加工データ適合は保証しない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。