プリントサイズナビ
Excelの印刷準備

Excelで条件に合う行だけ印刷する|フィルターと合計の確認方法

出典確認日 2026-09-26 · 条件と適用範囲を明示

特定の担当や品目だけを印刷したい場合は、元の行を削除せず、フィルターで対象を絞ります。ただし、別の列に残った条件や合計の計算方法まで自動で整理されるわけではありません。Windowsのデスクトップ版Excelで、抽出した内容と紙面の数字をそろえる手順です。

印刷範囲ではなく、行の条件で選ぶ

「A1からD50まで」のような場所の指定が印刷範囲です。一方、「担当がAの行だけ」のような条件で選ぶのがフィルターです。必要な行が表のあちこちにある場合は、先にフィルターで絞ってから印刷の見た目を整えます。

表内のセルを選び、「データ」→「フィルター」を選択します。見出しの矢印を開き、表示する値や条件を指定します。絞った行は一時的に隠れているだけなので、元のブックも渡す場合に情報を削除したつもりにはしないでください。

少なすぎるときは、ほかの列の条件を見る

フィルターは複数の列へ重ねてかかります。担当Aを選んでも、品目Bだけを残す条件が別の列にあれば、「担当Aかつ品目B」の行に絞られます。担当Aの全件を印刷したいなら、不要な列の条件を解除します。

データを追加・変更した後は、必要に応じてフィルターを再適用します。件数が合わないときは倍率を変える前に、抽出条件と表の対象範囲を確認してください。見えている先頭と末尾の行だけでなく、除かれたはずの条件が混ざっていないかも見ます。

表示している行の合計が必要ならSUBTOTALを検討する

紙に見えている行だけの数量を合計したいなら、縦方向の数量列にSUBTOTALを使う方法があります。たとえば数量がD2:D20に入っている場合、別のセルに「=SUBTOTAL(109,D2:D20)」と書くと、フィルターで除かれた行と手動で非表示にした行を合計から外します。

先頭の数値が9の場合もフィルター除外行は外れますが、手動で隠した行は含みます。たとえば10、20、30の3行のうち20をフィルターで除けば、9でも109でも合計は40です。さらに30の行を手動で隠すと、9は40、109は10になります。これは機能の違いを示す計算例です。

合計の意味と、印刷プレビューをそろえる

「抽出分の合計」と「全体の合計」を両方残す資料もあります。数字が違うことだけを誤りとせず、何の合計かを紙面に明示しましょう。SUBTOTALの説明は縦方向の行の扱いです。横並びの数値で列を隠したときに同じ動きを期待しないでください。

印刷画面では、不要な行が出ていないこと、見出しが残っていること、右端の列や合計行が欠けていないことを確認します。以前の印刷範囲が狭いままなら、抽出が正しくても一部しか紙へ出ません。フィルターと印刷範囲を別々に見ます。

作業後は、絞り込んだままか全件表示かを確認する

全件を表示する作業へ戻る場合は、フィルター条件を解除します。元データは削除していないので、解除すると除外されていた行も再び表示されます。

次に使う人へブックを渡すなら、現在どの条件で絞っているかを伝えます。今回の紙だけでは分からない条件を、ファイルを開いた人が「データが消えた」と取り違えないようにするためです。

あわせて確認する

参考資料

  1. Microsoft:Filter data in a range or table in Excel

    https://support.microsoft.com/en-us/excel/get-started/filter-data-in-a-range-or-table-in-excel

    確認日:2026-09-26

    Excelのフィルターによる行の一時非表示。データ削除や印刷範囲の指定とは別。

  2. Microsoft:SUBTOTAL function

    https://support.microsoft.com/en-us/excel/functions/subtotal-function

    確認日:2026-09-26

    ExcelのSUBTOTAL。本文の10/20/30例は機能差を示す算術例で、実Excel実測ではない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。