Wordで一部のページだけ横向きにする|横長の表と前後の本文を分ける
横長の表だけを横向きにしたいとき、文書全体の「印刷の向き」を変えると、本文まで横向きになることがあります。Windowsデスクトップ版Wordでは、横向きにする内容を選び、ページ設定の適用先を「選択している文字列」にします。向きだけでなく、前後のページまで確認して仕上げましょう。
「1ページ」より先に、横向きにしたい内容を選ぶ
まず文書のコピーを作ります。横向きにしたい表と、その表に属する見出しや注記を確認し、必要な範囲を選択します。表の一部だけを選んでいないか、次の章の文章まで選んでいないかを見てください。
Wordのページは、文字や表が収まるように再配置されます。今見えているページの境界だけで範囲を決めるより、何を同じ向きの領域に置くかを先に決めます。横向きにしたからといって、その内容が必ず1ページに収まるわけではありません。
ページ設定で「選択している文字列」に適用する
選択した状態で「レイアウト」のページ設定ダイアログを開き、横向きを選びます。ダイアログの「設定対象」または「適用先」に当たるApply toを「Selected text(選択している文字列)」にして確定します。Microsoftが案内する、文書の一部だけを横向きにする手順です。
「レイアウト」→「印刷の向き」だけで文書全体を変える方法とは区別します。確定後、目的の表が横向きの領域に入り、その前後の本文が意図した向きかを確認します。思った範囲で変わらなければ元に戻し、選択範囲と適用先から見直してください。
区切りを整理するときは、改ページとの違いに注意する
文書内で異なる書式を使うためにあるのがセクション区切りです。Microsoftは、ヘッダーやフッターなどの書式を部分ごとに分ける用途を説明しています。「次のページから開始」は次ページから、「現在の位置から開始」は同じページから新しいセクションを始める区切りです。
すでに複雑な区切りがある文書では、コピーで区切りの位置を確認しながら調整します。単に新しいページへ送る改ページと、書式の範囲を分けるセクション区切りを同じものとして扱わないでください。余計な白紙が見えても、すぐに区切りをまとめて削除しないことが重要です。
表の右端、注記、前後のページを確認する
横向きにした後は、表の最後の列と注記が用紙に収まるかを確認します。列幅や改行を整える必要があれば、意味のある見出しを残したまま調整します。紙面全体を縮めて収める前に、表の中の余分な幅を見直すほうが、文字を小さくせずに済む場合があります。
続けて、直前のページ、横向き部分の最後、直後のページを開きます。向きが戻っているか、ヘッダー・フッターやページ番号が意図したつながりか、文章が抜けていないかを見ます。向きの変更でページ数が変わった場合は、目次などの参照先も別に更新が必要です。
| 場所 | 確認すること |
|---|---|
| 直前の本文 | 縦向きと本文の末尾 |
| 横向きの表 | 全列・注記・ページをまたぐ箇所 |
| 直後の本文 | 元の向きへの復帰、ヘッダー、ページ番号 |
PDFと紙も、できあがったものを確認する
PDFで配る場合は、保存後のPDFを開き、縦向きと横向きが意図どおり混在しているかを見ます。編集画面で直っていることと、別の出力ファイルが正しいことは分けて確認します。
両面印刷では、横向きのページを挟んだときに読みたい方向へめくれるかも確認対象です。まず前後を含めて少量を試し刷りし、必要な向きと内容がそろってから全体へ進んでください。文書側の向きと、プリンター側のとじ方は別の設定です。
次に確認すること
コピー上で必要な内容を選び、横向きの適用先を「選択している文字列」にします。前後の本文と表の端を確認し、最終のPDFや試し刷りでも確かめましょう。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:Change page orientation to landscape or portrait
https://support.microsoft.com/en-us/word/training/change-page-orientation-to-landscape-or-portrait
確認日:2026-09-22
Windowsデスクトップ版Wordの操作例です。
- Microsoft:Insert a section break
https://support.microsoft.com/en-us/word/insert-a-section-break
確認日:2026-09-22
文書内で書式を分けるセクション区切り。改ページとは役割が違います。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。