複数部を1部ずつページ順に印刷するには?部単位と逆順の違い
3ページの資料を2部ほしい場合、「1・2・3、1・2・3」とまとめるのが部単位の印刷です。「3から1へ出す」という逆順の指定とは役割が違います。まず配布用のまとまりを決め、その後で、手元のプリンターの排紙結果に合う順序を選びます。
「部数」「部単位」「逆順」を分けて考える
部数は同じ資料を何組出すか、部単位は1組ずつまとめるか、逆順は後ろのページから出すかという違いです。1枚に複数ページを載せる集約印刷や、両面のとじ方向とは別に考えます。
次の例は、1から3までの3ページを2部出すときの論理上の並びです。排紙トレーの上から見た順序を保証する図ではありません。実際の紙の重なり方は、最後に少量の出力で確かめます。
| 設定の考え方 | ページの並び |
|---|---|
| 先頭から・部単位 | 1, 2, 3 / 1, 2, 3 |
| 先頭から・同じページをまとめる | 1, 1 / 2, 2 / 3, 3 |
| 最終ページから・部単位 | 3, 2, 1 / 3, 2, 1 |
| 最終ページから・同じページをまとめる | 3, 3 / 2, 2 / 1, 1 |
TS8330 seriesのWindowsドライバーで設定する例
キヤノンTS8330 seriesでは、プリンタードライバーの「ページ設定」にある「部数」で組数を指定します。「部単位で印刷」をオンにすると1部ずつ、オフにすると同じページごとにまとまります。配布する資料を組ごとにそろえたい場合は、部単位を選びます。
最後のページから出したいときは「最終ページから印刷」をオンにします。逆順をオンにすることが、すべてのプリンターでページ順を整える唯一の方法ではありません。画面の指定と、取り出した紙の向き・重なり方を区別して確認してください。
アプリとドライバーの両方で部数を増やさない
同機種の公式マニュアルでは、アプリとドライバーの双方で同様の設定をすると、枚数が両方の設定を掛けた数になったり、順序指定が無効になったりする場合があると注意しています。部数が増えすぎる場合は、紙を補充する前に両方の印刷画面を見直します。
TS8330 seriesの案内はドライバー側で設定し、結果が合わなければアプリ側での設定を試す順です。片方を使うときは、もう片方に意図しない部数や順序の指定が残っていないか確認します。この優先順を他メーカー・他機種へ一律に適用するものではありません。
選べない項目は、印刷方式との組み合わせを確認する
TS8330 seriesでは、冊子を選ぶと「最終ページから印刷」と「部単位で印刷」が選べず、両面印刷では「最終ページから印刷」が選べないと説明されています。グレー表示を見てすぐに故障と判断せず、選んでいる印刷方式を確認してください。
配布資料が冊子や両面なら、まずその仕上がりを優先し、使える範囲で部数と順序を調整します。項目を有効にするためだけに必要な両面設定を外すと、求めている資料とは違うものになるので注意します。
3ページを2部出して、取り出し方まで試す
本番が数十部あっても、最初はページ番号をはっきり確認できる短い資料で2部だけ試します。1部ずつ取り出せること、1部の中に重複や欠落がないこと、総ページ数が想定どおりであることを見ます。説明の3ページ×2部なら、印刷するページ面は6つです。
片面・両面や集約を変えると必要な紙の枚数は別になるため、6という値を常に用紙6枚という意味にはしません。順序が逆なら、同じ条件を保ったまま、利用できる順序設定を1つだけ変えて比較してから部数を増やしてください。
次に確認すること
部数を指定する場所を1つにそろえ、3ページを2部で試してから、本番の組数に増やしてください。
あわせて確認する
参考資料
- キヤノン:TS8330 series:部数と印刷順序を設定する
https://ij.manual.canon/ij/webmanual/PrinterDriver/W/TS8330%20series/1.0/JP/PPG/dg-c_copies.html
確認日:2026-09-23
TS8330 seriesのWindowsドライバー。優先する設定場所や機能制約を他機種へ一般化しない。例示の並びは排紙トレーの上からの順序保証ではない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。