Photoshopで写真の外側に余白を足す|カンバスサイズと画像サイズの違い
写真そのものを縮めず、周囲へ白い余白を付けた画像を作りたい。そんなときは、Photoshopの「カンバスサイズ」で外側の領域を広げます。デスクトップ版Photoshopで、一枚の写真に余白を足す方法です。プリンターのフチあり設定や、写真の画素数を増やす処理とは別に考えます。
写真を小さくするのか、外側を広げるのか
カンバスは画像全体の作業領域です。広げると周囲に置ける場所が増えますが、写真の細部を新しく作るわけではありません。今回は背景レイヤー一枚の写真をコピーして使い、レイヤーを何枚も重ねた編集原稿を統合する手順は含めません。
[レイヤー]→[新規]→[背景からレイヤーへ]で、背景を通常のレイヤーにします。余白の色を写真とは別に調整できるようにする準備です。元の写真を残し、余白付きの完成版と取り違えない名前で保存する方針も先に決めます。
相対指定の追加量は、左右または上下の合計
[イメージ]→[カンバスサイズ]を開き、単位をピクセルにして[相対]を選びます。四辺へ100pxずつ足したい場合、入力するのは幅200px・高さ200pxです。基準位置は中央にします。幅へ100pxを入れた場合は、左右へ100pxずつ増えるわけではありません。
説明用の元画像が1800×1200pxなら、この追加による全体の寸法は2000×1400pxになります。中央に残る写真は1800×1200pxのままです。追加量を指定しているのか、完成後の全体寸法を指定しているのかを、[相対]の状態と合わせて読み返します。
余白用の色を写真の下へ置く
広げた外側を白くするため、レイヤーパネルの新しい塗りつぶしまたは調整レイヤーを作るボタンから[べた塗り]を選び、白を指定します。できた塗りつぶしレイヤーは、写真のレイヤーより下へ移動します。写真全体が白く隠れた場合は、削除する前にレイヤーの前後を確認してください。
この方法なら、余白の色は塗りつぶしレイヤーの色を変えて調整できます。[カンバスサイズ]の拡張カラーは背景レイヤーがない場合には使えないため、その項目が選べないことを不具合と考えないようにします。ここでは背景を通常レイヤーへ変え、別の塗りで色を付ける方法にそろえています。
画像の余白と、紙の上の余白を分けて確認する
レイヤーを残せる形式で編集用を別名保存し、配布・印刷用に保存した画像も開いて、写真の端と四辺の余白を確認します。カンバスを小さくする操作は画像を切ることになるため、余白を減らす際は写真の領域まで削らないよう注意してください。
画像に100pxの余白を作っても、紙で何mmになるかは印刷する大きさや倍率によって変わります。フチなし印刷などで外側が欠ける条件も別に確認が必要です。今回確かめるのは画像内の領域の追加であり、用紙の四辺に同じ実寸の余白が出ることまで自動で保証するものではありません。
次に確認すること
中央を基準に、左右・上下それぞれの合計の追加量でカンバスを広げます。写真の下へ余白用の塗りを置き、保存画像の寸法と実際の印刷配置を別々に確認してください。
あわせて確認する
参考資料
- Adobe:Photoshop で回転とカンバスサイズを調整
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/adjusting-crop-rotation-canvas.html
確認日:2026-09-28
デスクトップPhotoshopのカンバス変更のみ。ElementsのImage > Resize等と混同しない。
- Adobe Learn:Create a border or frame around an image
https://www.adobe.com/learn/photoshop/web/add-border-frame-around-photo
確認日:2026-09-28
一枚の背景レイヤーのコピーを用いる。複数レイヤー原稿を統合しない。記事の1800×1200→2000×1400は独自の説明用計算。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。