LibreOffice Impressで配付資料を印刷する|スライド数と二重縮小の確認
Impressのスライドを二枚ずつ一つのページに載せたいときは、印刷する内容を配付資料に切り替えます。一般の「用紙一枚あたりのページ数」とは別の設定です。LibreOffice 26.2 Helpを基に、通常のODP資料から紙で配る版を作る方法を説明します。
配るのはスライドか、発表者用ノートかを決める
例では、説明用のスライドが7枚ある資料を用意します。今回は7枚すべてを、二枚ずつ載せた配付資料にします。話す内容を入力したノートではなく、スライドの図と文字を読み返せるものが目的です。
元のODPを保存し、配る対象のスライドと順番を確認します。非表示のスライドや未確定の補足が含まれる資料では、それらも配付対象にするかを先に決めます。表示中の一枚だけを見て、資料全体を渡してよいと判断しないようにします。
印刷内容をHandoutsにし、スライド数を選ぶ
[ファイル]→[印刷]を開きます。印刷内容を選ぶ「ドキュメント」または「種類(Type)」の欄で、配付資料に相当するHandoutsを選びます。公式ヘルプでは画面の説明によって欄やタブの呼び方が異なるため、スライドやノートではなくHandoutsが選ばれていることを確認します。
続いて、一ページあたりのスライド数に相当するSlides per pageで、今回は2を選びます。並び順を選ぶ欄がある場合も確認し、プレビューの先頭が1枚目、次が2枚目と目的の順に読めるかを見ます。用紙のサイズと向きも、使う紙に合わせて確認します。
配付資料側とプリンター側で二重に集約しない
配付資料で二枚ずつ並べたうえで、一般の「用紙一枚あたりのページ数(Pages per sheet)」まで2や4にすると、さらにページをまとめる設定が重なる可能性があります。今回はImpressの配付資料側でまとめ、一般のページ集約は1にして比べます。
プリンターのプロパティにも「割り付け」「集約」などの指定がある場合は、そこでも追加の集約をしていないか確認します。項目名や効き方はドライバーごとに異なるので、特定の名称や固定倍率を前提にしません。思ったより小さくなったときは、文字サイズを直す前に二つの集約設定を点検します。
7枚を2枚ずつなら、内容のある配付ページは4ページ
7枚を二枚ずつ、順に載せる設計なら、内容のある配付ページは4ページで、最後はスライドが一枚だけになります。これは枚数からの計算例です。実際の印刷プレビューでは、対象の選択や非表示スライドの扱いなども関係するので、表示されたページを実物で照合します。
最初と最後のページを開き、1枚目から7枚目までが欠けずに入っているかを見ます。「4ページ」は配付資料の内容のページ数で、紙の枚数や印刷部数と同じとは限りません。両面印刷や部数は別に指定し、意図しない重複出力を避けます。
| 配付ページ | 載せるスライド |
|---|---|
| 1 | 1・2 |
| 2 | 3・4 |
| 3 | 5・6 |
| 4 | 7 |
小さな注記が読めなければ、載せる数を減らす
最終的な用紙の大きさで、グラフの軸、凡例、脚注などを読めるか確認します。スライドの大見出しだけが読めても、配付資料として必要な説明が欠けていては使いにくくなります。二枚では小さすぎる場合は、一枚ずつの出力も比べてください。
紙の節約と内容の読みやすさを別に判断し、まず少量の出力で確かめます。ノートの内容が誤って含まれていないか、選んだ全スライドがそろっているかも見てから、必要な部数を印刷します。印刷設定を選べたことだけで、実機の出力確認まで済んだとは扱いません。
次に確認すること
Handoutsと一ページあたり2枚を選び、一般のページ集約は1にします。7枚のスライドが四つの配付ページへ順に入るかと、細かな文字の読みやすさを確認してください。
あわせて確認する
参考資料
- The Document Foundation:Printing Presentations
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/simpress/guide/printing.html
確認日:2026-10-03
26.2 Help表示。公式説明でタブ・欄名が異なるためHandoutsとSlides per pageを識別。7枚→4内容ページは独自計算。
- The Document Foundation:Print
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/shared/01/01130000.html
確認日:2026-10-03
配付資料側で集約する例。ドライバー固有名と二重縮小の正確な倍率は断定しない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。