印刷に白いすじ・線のずれが出る|クリーニングとヘッド位置調整の選び方
白い横すじがある場合と、罫線がずれて見える場合では、確認したい問題が違います。どちらも「画質が悪い」とまとめて、クリーニングを繰り返さないようにしましょう。ここではキヤノンG6000 seriesの公式手順を例に、本体の確認パターンから対処を選ぶ方法を説明します。
写真の解像度を変える前に、本体のパターンで確かめる
写真だけが粗く見えるなら、元画像の画素数や配置寸法も確認対象です。一方、白い線や色の欠けが出ている場合は、プリンター本体が出すノズルチェックパターンを使うと、文書や画像を作ったアプリとは分けて確認できます。
最初に本体のエラーとインク残量を確認します。G6000 seriesの説明では、残量が少ないと正しいパターンが印刷されない場合があります。確認結果を比較できるよう、印刷したパターンを捨てずに残します。
G6000 seriesでは、普通紙1枚でノズルを確認する
A4またはレターサイズの普通紙を1枚カセットへ入れ、本体の「セットアップ」→「メンテナンス」→「ノズルチェック」を実行します。これはG6000 seriesの本体操作の例です。別の機種で同じ用紙枚数やメニューを使えると決めず、取扱説明を確認してください。
印刷結果を同機種の見本と比べ、パターンAに欠けがないか、パターンBに白い横すじがないか、印刷されていない色がないかを見ます。画面の写真と紙を見比べるだけで、目詰まりだと診断しないことがポイントです。
欠けにはクリーニング、罫線のずれには位置調整を検討する
ノズルチェックで欠けなどが確認された場合は、G6000 seriesの手順に沿って通常のクリーニングを行い、もう一度パターンを印刷して比較します。クリーニングを実行できたことではなく、欠けが改善したかで次の操作を判断します。
罫線などの位置がずれている場合には、プリントヘッド位置の調整が別に用意されています。同機種の自動調整はA4またはレターの普通紙2枚を使い、「セットアップ」→「メンテナンス」→「ヘッド位置調整」から進めます。インクの欠けを位置調整で直す、という使い方とは分けます。
| 確認した状態 | 対処の出発点 |
|---|---|
| ノズルチェックに欠け・白い横すじ・出ない色 | 通常のクリーニング後にノズルを再確認 |
| 罫線などの位置がずれる | プリントヘッド位置調整を確認 |
| 本体のパターンは正常で特定の画像だけ粗い | 元画像・配置寸法・アプリ側の出力を確認 |
強いクリーニングを何度も続けない
G6000 seriesは、ノズルチェック・通常のクリーニング・再確認の手順を2回繰り返しても改善しない場合に、強力クリーニングへ進む案内です。それでも改善しなければ、電源を切り、電源プラグは抜かず、24時間以上経過してから再度強力クリーニングを行う流れが示されています。
この回数と待機時間は同シリーズの指定です。他機種へ共通のルールとして当てはめません。インクシステムリフレッシュはさらに多くのインクを使い、残量不足で故障のおそれもあるため、安易な次の一手にせず、機種の条件やサポート案内を確認します。
部品を拭いて直そうとせず、改善した状態を残す
キヤノンはG6000 seriesのプリントヘッドを洗浄したり拭いたりしないよう注意しています。説明されていない分解や清掃を追加せず、改善しない場合は確認パターンと実行した手順を添えて相談してください。
パターンが改善したら、最初に問題が出たページを同じ用紙と設定で1枚印刷します。線の欠けと位置ずれが直っているかを見て、必要な部数へ進みます。色味や元画像の粗さまで一緒に改善したと判断せず、残る症状は別の問題として確認します。
次に確認すること
使用機種の説明に沿ってノズルパターンを出し、欠けと位置ずれを分けます。適切なお手入れ後に再確認し、最後に問題のあったページを1枚試してください。
あわせて確認する
参考資料
- キヤノン:G6000 series:お手入れの手順について
https://ij.manual.canon/ij/webmanual/Manual/All/G6000%20series/JP/UG/ug-132.html
確認日:2026-09-22
回数・待機時間・操作順はG6000 seriesの指定。他機種へ一律には適用できません。
- キヤノン:G6000 series:ノズルチェックパターンを印刷する
https://ij.manual.canon/ij/webmanual/Manual/All/G6000%20series/JP/UG/ug-133.html
確認日:2026-09-22
本体操作の例。A4またはレターサイズの普通紙を使います。
- キヤノン:G6000 series:ノズルチェックパターンを確認する
https://ij.manual.canon/ij/webmanual/Manual/All/G6000%20series/JP/UG/ug-134.html
確認日:2026-09-22
パターンの判定はG6000 seriesの説明に対応します。
- キヤノン:G6000 series:プリントヘッド位置を調整する
https://ij.manual.canon/ij/webmanual/Manual/All/G6000%20series/JP/UG/ug-tp_01.html
確認日:2026-09-22
本体の自動位置調整。機種によって必要な紙や調整方法が違います。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。