InDesignの見出しに追従する線を付ける|段落境界線の幅と位置
見出しの下へ別の線を描くと、本文を追加したときに線だけが取り残されることがあります。InDesignの段落境界線なら、線を段落の属性として付けられます。デスクトップ版で、通常の横組み見出しの下に一本の線を付ける方法です。
独立した線ではなく、見出し段落に付ける
例では、一段組みのテキストフレーム内に「当日の持ち物」という一行の見出しがあり、その後に説明の本文が続きます。見出しの段落だけへ、列の幅にわたる下線状の区切りを付けます。文字一つずつの下線とは別の設定です。
作業用コピーで、同じ位置に手で描いた線がないかを確認します。二重になっていると、段落境界線を解除した後も線が残り、設定が効いていないと誤解しやすくなります。まずどの要素を直すのかを分けておきます。
下側の線を選び、プレビューしながら設定する
文字ツールで見出しの段落内へカーソルを置きます。段落パネルのメニューから「段落境界線(Paragraph Rules)」を開き、下側の「Rule Below」を選び、「Rule On」をオンにします。「Preview」もオンにして設定中の見え方を確認します。
線種は実線、太さは例として0.5ptから試します。これは推奨印刷規格ではなく、今回の見出しを見比べるための開始値です。線の色は文書で使うスウォッチから選び、本文と区別できるかを確認します。
列幅の線か、文字に沿う線かを選ぶ
Widthの「Column」は列の幅、「Text」は文字の範囲に沿う幅です。今回は短い「当日の持ち物」の長さに限定せず、列幅にわたる区切りを作りたいのでColumnを選びます。左右インデントも確認し、意図しない短縮がないかを見ます。
Offsetで線の上下位置を調整します。下側の線では、段落の最後の行のベースラインから線の上端までの距離です。文字へ食い込ませず、次の本文にも重ならない位置をプレビューで選びます。見た目の隙間と入力値が同じ意味とは限らないので、数値だけで決めません。
本文を追加し、見出しと一緒に動くか確かめる
見出しより前に試験用の一段落を追加し、見出しの位置が下がったときに線も付いてくるかを確認します。段落境界線は文章に追従するためのものですが、試験では対象の見出しに設定したことまで確かめます。確認後は試験用の段落を取り除きます。
線をなくしたい場合は、同じ見出しでParagraph Rulesを開き、Rule Below側のRule Onをオフにします。上側にも線を付けていた場合は、その設定も別に確認します。線を白い図形で隠す方法は、段落境界線を解除したことにはなりません。
見出しが二行になった場合と、出力後を確認する
見出しが長くなったりフレームが狭くなったりした場合は、最後の行と線、線と次の本文の関係を再確認します。一行だったときの見え方だけで、改稿後も適切な間隔だと判断しないようにします。
出力PDFで線の長さと位置、文字の欠けを確認します。細い線の見え方が重要なら実際の出力条件で試し刷りしてください。同じ装飾を複数の見出しで使う場合は、まず一つで仕上がりを確認してから、段落スタイルで管理する範囲を検討します。
次に確認すること
Rule Belowを付け、ColumnとOffsetを確認します。本文追加後の追従と解除も試し、最終PDFで見出し・線・本文の間隔を点検します。
あわせて確認する
参考資料
- Adobe:Add or remove paragraph rules
https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/format-and-style-text/composition-and-text-wrapping/add-or-remove-paragraph-rules.html
確認日:2026-10-03
通常の一行横組み見出し。0.5ptは例示で出力機器の保証ではない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。