Excelのヒストグラムを作る|区間の幅と境界の件数を確認
作業時間などの数値がどの範囲に集まるかを見せるなら、ヒストグラムを使います。棒の高さは時間そのものではなく件数です。WindowsのMicrosoft 365版Excelで、区間の幅を指定し、元の10件と照合する例を扱います。
一件ずつの測定値を用意する
A1を「作業時間(分)」とし、A2:A11へ4、7、10、12、16、19、23、27、30、35を一つずつ入力します。この10件は架空の説明用データです。すでに集計した件数や合計行を混ぜず、単位を分にそろえます。
「10分」と文字まで入れたセルと数値の10を混在させないようにします。ヒストグラムへ渡すのは分析したい数値です。部署ごとの合計数量を比べる通常の棒グラフとは、横軸と棒の高さの意味が違います。
グラフを挿入し、区間を具体的に指定する
A2:A11を選び、「挿入」→「統計グラフの挿入」→「ヒストグラム」を選びます。横軸を右クリックして「軸の書式設定」を開き、「ビンの幅(Bin width)」を10にします。ここでの10は件数ではなく、時間の区間幅です。
アンダーフロービンを10、オーバーフロービンを30にします。10以下を左端、30を超える値を右端へまとめる指定です。「以下」と「未満」を取り違えず、できた横軸の区間表示が意図した境界かも確認します。
10と30がどちらに入るかを検算する
10以下は4・7・10の3件、10を超え20以下は12・16・19の3件です。20を超え30以下は23・27・30の3件、30を超える値は35の1件で、合計10件になります。棒の高さと違う場合はデータ範囲や境界を見直します。
10超20以下は、別のセルに =COUNTIFS(A2:A11,">10",A2:A11,"<=20") と入力して照合できます。期待結果は3です。これは本稿の区切りによる検算であり、すべての自動設定が同じ区間を作るという説明ではありません。
| 区間(分) | 該当する値 | 件数 |
|---|---|---|
| 10以下 | 4、7、10 | 3 |
| 10超20以下 | 12、16、19 | 3 |
| 20超30以下 | 23、27、30 | 3 |
| 30超 | 35 | 1 |
| 合計 | 10件の測定値 | 10 |
別の期間と比較するときは区間の条件をそろえる
幅を細かくすると棒が分かれ、粗くすると同じ棒へまとまります。山の見た目が変わったことを、元データが変わったことと混同しないでください。期間を比べる際は、幅だけでなく始点や両端のまとめ方も照合します。
端の区間へまとめた棒だけでは、個々の最大値や最小値までは読めません。必要なら測定範囲や元の数値を添えます。特定の形に見せるために測定値を除かず、除外に理由がある場合は条件を資料へ残します。
紙面には単位・件数・対象条件を残す
見出しを「作業時間の分布(説明用10件)」などとし、横軸が分、縦軸が件数だと分かるようにします。割合を計算していない図を、百分率を示す図として読ませないことも大切です。
印刷プレビューで区間ラベルの欠け、最後の棒、図の対象範囲を確認します。読める大きさで出せない場合は配置を直し、数字を読めないほどページ全体を縮めて解決しないようにしましょう。
次に確認すること
区間を指定し、3・3・3・1という集計と照合します。対象件数と単位を図に残し、比較時には区間の条件をそろえます。
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参考資料
- Microsoft:Create a histogram
https://support.microsoft.com/en-us/excel/create-a-histogram
確認日:2026-10-02
WindowsのMicrosoft 365デスクトップ版。分析ツールの別ダイアログと混在させない。作例は独自計算。
- Microsoft:COUNTIFS function
https://support.microsoft.com/en-us/excel/functions/countifs-function
確認日:2026-10-02
区間集計の検算用。Excel実行結果ではない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。