プリントサイズナビ
Excelの分布の図表

Excelのヒストグラムを作る|区間の幅と境界の件数を確認

出典確認日 2026-10-02 · 条件と適用範囲を明示

作業時間などの数値がどの範囲に集まるかを見せるなら、ヒストグラムを使います。棒の高さは時間そのものではなく件数です。WindowsのMicrosoft 365版Excelで、区間の幅を指定し、元の10件と照合する例を扱います。

一件ずつの測定値を用意する

A1を「作業時間(分)」とし、A2:A11へ4、7、10、12、16、19、23、27、30、35を一つずつ入力します。この10件は架空の説明用データです。すでに集計した件数や合計行を混ぜず、単位を分にそろえます。

「10分」と文字まで入れたセルと数値の10を混在させないようにします。ヒストグラムへ渡すのは分析したい数値です。部署ごとの合計数量を比べる通常の棒グラフとは、横軸と棒の高さの意味が違います。

グラフを挿入し、区間を具体的に指定する

A2:A11を選び、「挿入」→「統計グラフの挿入」→「ヒストグラム」を選びます。横軸を右クリックして「軸の書式設定」を開き、「ビンの幅(Bin width)」を10にします。ここでの10は件数ではなく、時間の区間幅です。

アンダーフロービンを10、オーバーフロービンを30にします。10以下を左端、30を超える値を右端へまとめる指定です。「以下」と「未満」を取り違えず、できた横軸の区間表示が意図した境界かも確認します。

10と30がどちらに入るかを検算する

10以下は4・7・10の3件、10を超え20以下は12・16・19の3件です。20を超え30以下は23・27・30の3件、30を超える値は35の1件で、合計10件になります。棒の高さと違う場合はデータ範囲や境界を見直します。

10超20以下は、別のセルに =COUNTIFS(A2:A11,">10",A2:A11,"<=20") と入力して照合できます。期待結果は3です。これは本稿の区切りによる検算であり、すべての自動設定が同じ区間を作るという説明ではありません。

この区切りでの検算表
区間(分)該当する値件数
10以下4、7、103
10超20以下12、16、193
20超30以下23、27、303
30超351
合計10件の測定値10

別の期間と比較するときは区間の条件をそろえる

幅を細かくすると棒が分かれ、粗くすると同じ棒へまとまります。山の見た目が変わったことを、元データが変わったことと混同しないでください。期間を比べる際は、幅だけでなく始点や両端のまとめ方も照合します。

端の区間へまとめた棒だけでは、個々の最大値や最小値までは読めません。必要なら測定範囲や元の数値を添えます。特定の形に見せるために測定値を除かず、除外に理由がある場合は条件を資料へ残します。

紙面には単位・件数・対象条件を残す

見出しを「作業時間の分布(説明用10件)」などとし、横軸が分、縦軸が件数だと分かるようにします。割合を計算していない図を、百分率を示す図として読ませないことも大切です。

印刷プレビューで区間ラベルの欠け、最後の棒、図の対象範囲を確認します。読める大きさで出せない場合は配置を直し、数字を読めないほどページ全体を縮めて解決しないようにしましょう。

あわせて確認する

参考資料

  1. Microsoft:Create a histogram

    https://support.microsoft.com/en-us/excel/create-a-histogram

    確認日:2026-10-02

    WindowsのMicrosoft 365デスクトップ版。分析ツールの別ダイアログと混在させない。作例は独自計算。

  2. Microsoft:COUNTIFS function

    https://support.microsoft.com/en-us/excel/functions/countifs-function

    確認日:2026-10-02

    区間集計の検算用。Excel実行結果ではない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。