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Excelのグラフと配布資料

Excelで件数と時間を一つのグラフにする|第2軸と単位の取り違えを防ぐ

出典確認日 2026-10-02 · 条件と適用範囲を明示

受付件数と一件あたりの平均処理時間など、単位の違う数値を並べて確認したいときは、Excelの複合グラフで第2軸を使えます。棒と折れ線を重ねた後は、どちらの目盛を読むかを明示することが欠かせません。WindowsのMicrosoft 365版Excelで、二系列が入っている既存のグラフを変更する例です。

元の表と、二つの系列名を確認する

説明例では、月ごとの「受付件数」と「平均処理時間」を使います。時間は全体の合計ではなく一件あたりの平均とし、単位を分で統一します。月、件数、平均時間の三列から作ったグラフを用意し、二系列の名前と対象の月が表に対応しているかを先に見ます。

同じ紙面に載せる目的が、月別の状況を一緒に確認することなのか、二系列の関係を調べることなのかも分けます。第2軸は違う尺度の値を表示する手段であって、関係の強さを自動で計算する手段ではありません。

組み合わせへ変更し、時間だけを第2軸へ割り当てる

グラフを選び、[グラフのデザイン]→[グラフの種類の変更]→[組み合わせ]を開きます。集合縦棒と第2軸の折れ線を組み合わせる形式を選び、系列ごとの設定を確認します。

今回は「受付件数」を集合縦棒で主軸へ、「平均処理時間」を折れ線で第2軸へ割り当てます。第2軸のチェックを付けるのは時間の系列です。両方の系列を同じ側へ移してしまわないように、名前・種類・チェックの三つを読んでから確定します。

左右の単位を、凡例と別に書く

左側の目盛が件数、右側の目盛が平均処理時間を示していることを確認します。軸タイトルを追加し、左は「受付件数(件)」、右は「平均処理時間(分/件)」のように意味と単位を記載します。系列を示す凡例も、単に「系列1」「系列2」のままにしません。

タイトルを入力したことだけで系列の割り当てが正しいとは限らないため、元の表から一か月を選んで照合します。たとえば100件・6分なら、棒は左の100、点は右の6として読めるかを確かめます。タイトルと実際に使われる軸が逆になっていないかを確認するためです。

棒と線が交わっても、値が等しいわけではない

第2軸のあるグラフでは、同じ高さでも左右で示す値が違います。左の尺度が0〜200件、右が0〜20分なら、中央の高さは100件と10分に対応する、というのが簡単な例です。100件と10分が同じ量という意味にはなりません。

左右それぞれの目盛や上下限によって、線が棒を横切る位置も変わります。交差を「改善と悪化の分岐点」と解釈したり、似た形だけで原因と結果を判断したりしないようにします。量の関係を慎重に説明したい資料なら、二つのグラフに分ける案も比べてください。

配布サイズで、右側の目盛まで読めるか確認する

作成後は元の表の先頭月・末尾月と、大きく変化した月を照合します。系列の単位を途中で変えた場合は、軸タイトルも見直します。新しいデータを追加したときは、系列範囲に追加分が含まれていることも確認します。

印刷プレビューや配布用PDFでは、右側の目盛・軸タイトル・凡例が切れていないかを見ます。色の違いだけでなく棒と線でも区別できる構成にし、グラフだけを切り出しても何をどの軸で読むか分かる状態に仕上げます。

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参考資料

  1. Microsoft:Add or remove a secondary axis in a chart in Excel

    https://support.microsoft.com/en-us/office/excelexp/add-or-remove-a-secondary-axis-in-a-chart-in-excel

    確認日:2026-10-02

    二系列の既存グラフをWindows Microsoft 365版Excelで変更。相関・因果や境界の自動判定は主張しない。

  2. Microsoft:Add or remove titles in a chart

    https://support.microsoft.com/en-us/office/excelexp/add-or-remove-titles-in-a-chart

    確認日:2026-10-02

    軸タイトルの役割。Mac/Web固有の詳細手順をWindowsへ流用しない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。