スキャンしたパンチ穴の黒丸を消す|DS-C420Wの補正と注意点
ファイルにとじていた書類をスキャンすると、紙端のパンチ穴が黒く残ることがあります。DS-C420WのEpson Scan 2には、周囲の色で穴の部分を補う「パンチ穴除去」があります。穴のある箇所を見栄えよくする処理で、失われた文字や図を復元する機能としては使いません。
黒い点が、本当にパンチ穴なのかを確認する
原稿の穴と画像の黒丸の位置を見比べます。用紙に穴がない位置の点や、縦方向に続く線まで、この機能の対象と決めないでください。今回の目的は穴の跡を処理することで、スキャナー内部の汚れなどを隠して使い続けることではありません。
補正する前に、元の見た目を残した画像も保存する案を考えます。読みやすい配布用画像を作りたいのか、紙の状態も含めて記録したいのかで、補正を採用する判断が変わります。必要がなければ、穴の跡を残したままにする選択もあります。
対応する穴と、スキャンサイズの条件を確認する
DS-C480W/DS-C420Wの製品説明では、丸型の穴は直径5.0〜8.0mmが除去可能な種類として示されています。角型についても、縦5.5×横4.0mm、縦8.0×横3mmという個別の寸法が挙げられています。大きな破れや任意の黒丸を、すべて消せるという意味ではありません。
同じ説明には、スキャンサイズが10cm×10cm未満の場合は適用しないという条件があります。小さなカードなどへ使うときに、この条件を見落とさないでください。ここでの条件を、すべてのエプソン機種に共通する仕様としては扱いません。
Epson Scan 2で、補正項目とヘルプを確認する
使用するスキャナーがDS-C420Wであることを確かめ、パソコンのEpson Scan 2を開きます。ユーザーズガイドでは、画像補正の設定を「拡張設定」から行い、各項目の詳しい条件はソフトウェアのヘルプで確認する流れになっています。
パンチ穴除去の項目を確認し、まず少数の原稿で有効にして試します。項目が見つからない、または選べない場合は、使用ソフトと現在の他の設定を確認し、画面のヘルプへ戻ってください。別ソフトの似た「背景除去」を、同じ機能の代わりとしてオンにしないようにします。
補正前後で、穴のすぐ近くまで比べる
比較用には、用紙の種類や文字の位置が代表的な原稿を選びます。同じ原稿を補正なし・ありの別ファイルとして保存し、穴だけでなく、その周りの罫線、文字、薄い色の背景まで見比べてください。これは確認のための方法で、同時に二つの画像を出す機能を前提にはしていません。
周囲の色で補う処理なので、「黒丸が消えた」という一点だけでは採用を決めません。穴に接していた線が不自然につながったように見えるなど、元の情報と違う印象になっていないかを確認します。気になる場合は補正なしを残し、その原稿だけ対象から外す方が判断しやすくなります。
原稿の種類が変わったら、同じ設定のまま進めない
白い用紙で問題がなくても、色のついた用紙や穴の位置が異なる書類では、同じ結果になるとは限りません。最初の1枚で成功した後も、種類の変わり目と、文字が紙端へ近いページを確認してください。後から全ページを直す前に、小さな単位で採否を決めます。
再印刷するためのデータなら、必要な寸法で少量を出力し、紙端が不自然に見えないかも確かめます。完了の目安は、穴の黒丸が目立たず、必要な文字や線は元の原稿と照合できる状態です。保存しておいた補正前の画像は、確認が終わるまで取り違えないようにします。
次に確認すること
穴の形・寸法とスキャンサイズを確認し、パンチ穴除去を少数の原稿で試します。補正前後の文字・罫線・背景を比較し、必要な情報が変わっていないものだけ採用してください。
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参考資料
- エプソン:DS-C480W/DS-C420W:画像処理機能(スキャナードライバー)
https://www.epson.jp/products/scanner/dsc480w_dsc420w/feature_6.htm
確認日:2026-09-26
この機種群の条件。全機種、任意の黒丸、破れ、失われた文字復元へ拡張しない。縦横いずれか一辺だけの独自条件にも読み替えない。
- エプソン:DS-C420W ユーザーズガイド NPD7097-04
https://www2.epson.jp/support/manual/NPD7097_04.PDF
確認日:2026-09-26
当日取得のPDF本文を使用。139/140ページのscreenshot取得はエラーで、画像・画面の視覚確認とは扱わない。PDF本文にパンチ穴の詳細メニューは見つからず、機能/寸法は別の製品ページが根拠。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。