Wordで奇数・偶数ページのヘッダーを変える|章名と文書名を分ける設定
奇数ページには章名、偶数ページには文書名を載せたい場合は、ヘッダーの「奇数/偶数ページ別指定」を使います。ページごとに文字を貼り直す必要はありません。ただし、章ごとにセクションが分かれている文書では、前のセクションとのリンクも確認します。
「左右で違う内容」と「用紙のとじ方」を分ける
例えば両面の手順書で、奇数ページに「操作編」、偶数ページに「製品マニュアル」と入れたいとします。これは紙面の上部に何を載せるかの設定です。プリンターの長辺とじ・短辺とじや、穴を開けるための余白を選ぶこととは別に考えます。
まず原稿のコピーを作り、隣り合うページに出したい文字をメモします。「右側にあるように見えるから奇数」と画面の並びだけで決めず、Wordのヘッダー編集領域の表示と、実際の配布順を照合してください。本文のページ番号を途中から振り直した文書ほど、この確認が役立ちます。
ヘッダーを開いて、奇数と偶数の内容をそれぞれ入力する
ここではWindowsデスクトップ版Wordを使います。ページ上部のヘッダー領域をダブルクリックし、「奇数/偶数ページ別指定」(Different Odd & Even Pages)を有効にします。奇数ページ用の領域へ目的の文字を入力し、偶数ページ側にも移って別の文字を入力します。
既存のヘッダーがある場合は、文字やページ番号がどちらに残っているかを確認してから編集します。設定を入れるだけで、本文の章名が自動的に読み取られて表示されるわけではありません。今回は自分で指定した文書名・章名を載せる手順です。
章が分かれている文書では「前と同じ」を確認する
章の切り替わりにセクション区切りを使っている文書では、ヘッダーが前のセクションとリンクしている場合があります。章名を書き換える前に、現在のセクションと「前と同じヘッダー/フッター」(Link to Previous)の状態を確認します。その章だけ別内容にするなら、該当するリンクを解除してから編集します。
リンクは同じ種類の領域どうしで働きます。奇数ページ側のリンクを解除したからといって、偶数ページ側やフッターまで一緒に解除できたとは判断しません。先頭ページ用の領域がある文書では、それも別に確認します。
設定を増やす前に、どこまで同じ内容にしたいかを決める
文書全体で奇数・偶数の2種類を使うだけなら、その目的のために章ごとの区切りを増やす手順にはしません。逆に、既に章ごとの区切りがあるなら、むやみに削除して統一しようとせず、各章のリンクと内容を確認します。
確認用に「第1章の奇数ページ」「第1章の偶数ページ」「第2章の奇数ページ」の3か所を選ぶと、左右の区別と章の区別を一緒に点検できます。ヘッダーだけを直したつもりでも、ページ番号やフッターに影響がないか、同じページで見ておきましょう。
PDFの隣り合うページで、内容と位置を確認する
ヘッダー編集を閉じて印刷プレビューを確認し、配布用PDFを作る場合は出力後のファイルも開きます。奇数・偶数の文字が逆になっていないか、章をまたいで前の章名が残っていないか、長い文書名が本文と重なっていないかを見ます。
最後に少量を両面印刷し、予定する順番でめくって確かめてください。画面上のヘッダーが正しくても、裏面が上下逆なら、とじ方は別途直す必要があります。紙面の内容と、紙をめくる向きの両方が意図どおりになったところで必要部数へ進みます。
次に確認すること
奇数・偶数用のヘッダーを入力し、章が分かれている箇所では各種類のリンクを確認します。隣接ページと章の切り替わりをPDF・少量印刷で点検してください。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:奇数ページと偶数ページで異なるヘッダーまたはフッターを作成する
https://support.microsoft.com/ja-jp/word/create-different-headers-or-footers-for-odd-and-even-pages
確認日:2026-09-25
Windowsデスクトップ版の手順を採用。本文中の章名から自動生成する説明ではない。
- Microsoft:Link to previous
https://support.microsoft.com/en-us/word/link-to-previous
確認日:2026-09-25
既存のセクションがある文書の確認。奇数偶数を分けるだけのためにセクション追加を必須にしない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。