Wordで参考文献一覧を作る|資料の登録・再利用と更新漏れの確認
報告書に参考文献をまとめるなら、Wordの引用文献情報と文献目録を使う方法があります。同じ資料を本文の複数箇所で使い、書誌情報の修正後に一覧も更新できます。ここではWindowsのMicrosoft 365版Wordで、実際に確認した資料を登録する流れを扱います。
引用する位置と、一覧に載せる情報を分ける
本文のどこで、どの資料を参照したのかを先に決めます。文末へ書名を並べただけでは、どの説明の根拠なのかが分かりにくくなります。一方、本文の補足をページ下部へ置く脚注や、用語を探す索引は別の役割です。
著者名、資料名、発行年などは、実際の資料で確認して控えます。Wordが生成するのは入力した情報に基づく表示であり、空欄の情報や資料の内容を代わりに調査してくれるわけではありません。提出先に書式指定がある場合は、そちらも手元に用意します。
一つ目の資料を登録し、同じ資料は再利用する
参照を示したい文の末尾へカーソルを置き、[参考資料]の[スタイル]で使用する形式を選びます。[引用文献の挿入]→[新しい資料文献の追加]に相当するAdd New Sourceを開き、書籍やWebサイトなどの種類を指定します。必要な情報を入力して確定してください。
同じ本を別の段落でも参照するときは、新しい資料として登録し直さず、[引用文献の挿入]の一覧から既存の項目を選びます。別の版や別巻を使った場合まで同一資料にまとめず、実際に参照した版を区別します。特定のページを示す場合は、挿入した引用文献情報のメニューからEdit Citationを開いて補います。
未完成の資料を残さず、登録情報を直す
入力を後回しにするプレースホルダーも作れますが、それを完成した出典として残さないようにします。[資料文献の管理]に相当するManage Sourcesを開き、疑問符の付いた項目や情報が足りない項目を確認します。
同じ画面には、以前使った資料を含むマスターリストと、現在の文書のリストがあります。今回の文書で使っている項目を選び、[編集]で訂正してください。同名に見える資料が複数あれば、著者・年・版を照合してから判断します。見た目が似ているという理由だけで削除しないことが大切です。
文献目録を挿入し、本文の追加後に更新する
一覧を置きたい位置へ移動し、[参考資料]→[文献目録]から形式を選びます。その後に本文の引用や資料を追加したら、一覧を選択し、Update Citations and Bibliographyに相当する更新を行います。挿入した時点のまま配布しないようにしてください。
最後は、本文の参照を数箇所選び、一覧の対応する資料と照合します。今回追加した資料、同じ著者の複数資料、修正した発行年を優先すると確認しやすくなります。PDFにする場合も更新後に出力し、長い資料名の折り返しと提出先の書式に合っているかを読み直します。
次に確認すること
一冊を登録して本文の二箇所で再利用し、文献目録を作ってください。資料情報と一覧を更新した後、本文の参照先と最終出力を照合します。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:Add citations in a Word document
https://support.microsoft.com/en-us/word/add-citations-in-a-word-document
確認日:2026-10-02
- Microsoft:Create a bibliography, citations, and references
https://support.microsoft.com/en-gb/word/training/create-a-bibliography-citations-and-references
確認日:2026-10-02
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。