Photoshopで補正前後をスナップショットで比較する|閉じる前に別ファイル保存
補正を試す前と後を行き来したいときは、Photoshopのヒストリーにスナップショットを作れます。ただし、文書を閉じるとスナップショットは消えます。翌日も残したい案は、別のファイルとして保存する必要があります。デスクトップ版のローカル文書で使い分けます。
作業用ファイルを保存してから比較点を作る
最初に、写真の原本とは別に作業用ファイルを保存します。レイヤーを使っている場合は、レイヤーを保持する形式で残します。ヒストリーに状態が見えることを、ファイルの保存が済んだ証拠にはしません。
今回は「補正前」と「案A」の二つを比較します。何を比較したいかを先に決めておくと、履歴の中でどの時点に戻ればよいか迷いにくくなります。
「ドキュメント全体」のスナップショットを作る
「ウィンドウ」→「ヒストリー」を開き、新規スナップショットを作成します。名前の入力画面が出ない設定では、ヒストリーオプションの新規スナップショットのダイアログ表示を確認します。名前を「補正前」にします。
元にする内容のFromではFull Documentに相当する「ドキュメント全体」を選びます。すべてのレイヤーを記録する選択です。Merged Layersは統合した状態、Current Layerは現在のレイヤーだけなので、同じ内容の保存点とは扱いません。
案Aも記録してから、前後を切り替える
写真の補正を行い、比較したい状態になったら、同じ手順で「案A」のスナップショットを作ります。案Aを残す前に昔の状態へ戻って編集を重ねるのではなく、比較する二つの状態を先にそろえます。
ヒストリーの「補正前」と「案A」を選んで切り替え、明るい部分、暗い部分、写真の主要な被写体を見比べます。選んだスナップショットへ状態を戻す操作なので、どちらを表示中か名前も確認してください。
過去の状態から編集を始める前に立ち止まる
過去のスナップショットを選んで画像を変更すると、非線形ヒストリーを許可する設定がない場合、ヒストリーに並ぶ状態を失います。単に前後を比べることと、過去の状態から新しい編集を進めることを分けます。
残したい案がある場合は、次の保存手順へ先に進みます。高度なヒストリー設定へ頼ってすべての過程を保持しようとするより、採用候補を実際のファイルとして分けておく方が、閉じた後にも探せます。
閉じた後も残す案は、新規文書から保存する
保持したいスナップショットを選び、「現在の状態から新規ドキュメントを作成」に相当する操作で別文書を作ります。その新しい文書を、案の名前が分かるファイルとして実際に保存します。新しいタブが開いただけでは、保存が完了したとは判断しません。
文書を閉じると、ヒストリーの状態もスナップショットも消えます。元のPSDを保存したことだけで、すべてのスナップショットが翌日も一覧に残るとは考えないでください。開き直した保存版を確認し、印刷へ使うのがどの案かを確定して終えます。
次に確認すること
補正前と案Aをドキュメント全体のスナップショットにし、選択して比較します。閉じた後も必要な状態は、新規文書にして保存し、開き直して確認します。
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参考資料
- Adobe:Use snapshots in the History panel
https://helpx.adobe.com/uk/photoshop/desktop/get-started/set-up-toolbars-panels/create-work-snapshots.html
確認日:2026-10-02
開いているデスクトップ文書内の比較。永続保存やクラウド版履歴とは別。
- Adobe:History panel settings
https://helpx.adobe.com/uk/photoshop/desktop/get-started/set-up-toolbars-panels/history-panel-overview.html
確認日:2026-10-02
閉じる際の消失とダイアログ設定に限定。初期履歴件数は断定しない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。