プリントサイズナビ
Photoshopの参照範囲

Photoshopで不要物を埋める|コンテンツに応じた塗りつぶしの参照範囲

出典確認日 2026-10-03 · 条件と適用範囲を明示

不要な物を消した跡へ別の物の模様が入り込む場合は、Photoshopのコンテンツに応じた塗りつぶしで参照範囲を見直します。消す範囲と埋める材料を探す範囲は別です。デスクトップ版の専用ワークスペースで、1枚の写真の中から参照する方法を扱います。

取り除く物を選び、元写真を残す

例は自分で撮った床の写真で、落ちた紙片だけを取り除く編集です。近くの椅子は残します。原本とは別の作業用ファイルを用意し、なげなわツールなどで紙片の周囲を選択します。椅子まで削除対象へ含めないようにします。

選択範囲の中を右クリックし、[コンテンツに応じた塗りつぶし]を開きます。生成塗りつぶしや通常の塗りつぶしとは別の作業画面です。同じ写真の周辺を材料にする操作へ限定し、別の画像を参照する機能は扱いません。

色の付いた表示が、何の範囲かを読む

オーバーレイは参照範囲の確認に使います。表示色や不透明度は変更でき、Indicatesの設定によって「サンプリング領域」か「除外領域」のどちらを示すかも変わります。緑など特定の色だけで、必ず参照範囲だと決めないでください。

この例ではIndicatesをSampling Areaにして、参照する範囲を表示します。紙片を埋めるための床を使いたいのに、椅子まで参照に含まれていないかを見ます。これは紙片の選択範囲を広げる操作とは別です。

サンプリングブラシで、使わない場所を外す

サンプリングブラシの減算側を選び、椅子など材料に使いたくない部分を参照範囲から外します。必要な床まで外した場合は加算側で調整します。Sampling Areaを表示した状態で、ブラシの加減と実際の参照範囲を対応させて見ます。

プレビューで、紙片の跡へ椅子の脚や不自然な模様が入り込んでいないか確認します。一方、消す対象の境界そのものが足りないなら、なげなわ系の選択調整を使う課題です。参照範囲を塗り直すだけで、すべての境界問題を直そうとしないようにします。

新規レイヤーへ出し、元と比較する

出力先のOutput Toで[新規レイヤー](New Layer)を選び、プレビューを確認して確定します。現在のレイヤーへ直接適用する設定との違いを意識し、元写真を残したまま修正部分を比較できるようにします。

新しいレイヤーの表示を切り替え、周辺の床の線、影、模様の繰り返しを読みます。不自然なら結果を採用せず、作業前の状態から範囲を見直します。拡大画面と紙面で使う大きさの両方で確認してください。

見えなかった本当の床を復元したとは扱わない

塗りつぶしは周辺を使って見た目を整える編集です。紙片に隠れていた実際の床の状態を証明するものではありません。記録写真や比較資料として事実性が必要なら、編集の有無が分かる形にし、原本も残します。

作業用ファイルはレイヤーを保持する形式で保存し、配布用を書き出した後も最終の見え方を確認します。除去した対象、参照から外した部分、出力先を区別しておくと、修正が必要なときにも状態を追いやすくなります。

あわせて確認する

参考資料

  1. Adobe:Remove objects and fill the area with Content-Aware Fill

    https://helpx.adobe.com/photoshop/desktop/repair-retouch/remove-objects-fill-space/remove-objects-with-content-aware-fill.html

    確認日:2026-10-03

    同一写真の通常CAF。生成塗りつぶし・Multi-Imageは除外。

  2. Adobe:Adjust Content-Aware Fill settings

    https://helpx.adobe.com/photoshop/desktop/repair-retouch/remove-objects-fill-space/adjust-content-aware-fill-settings.html

    確認日:2026-10-03

    本文はSampling Area表示へ固定。色だけで参照範囲と断定しない。

  3. Adobe:Tools to fine-tune sampling and fill areas

    https://helpx.adobe.com/photoshop/desktop/repair-retouch/remove-objects-fill-space/tools-to-fine-tune-sampling-and-fill-areas.html

    確認日:2026-10-03

    参照範囲と除去範囲を分離。結果が隠れた真実の床を復元したとは主張しない。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。