LibreOffice Writerで本文の一部だけ2段組みにする|セクションの範囲を確認
案内文の見出しは横幅いっぱいに残し、その下の説明だけを2段にしたいときは、本文をセクションにして段組みを設定します。ページスタイル全体の変更とは分けるのがポイントです。LibreOffice 26.2 Helpを基に、通常の横書きODT文書をメニューバーから操作する例です。
2段にする文章の始まりと終わりを決める
まず文書のコピーで試します。「ご案内」という見出し、複数段落の説明、最後の連絡先が並ぶ紙面を想定し、2段にするのは説明部分だけと決めます。見出しと連絡先まで選択していないか、選択の両端を確認してください。
本文を選択して[挿入]→[セクション](Insert → Section)を開きます。Writerでは、選択した文章からセクションを作れます。ここでは別文書へのリンクや保護機能は使わず、段組みを適用する範囲を分けるためだけに使います。
セクションの段数を2にする
セクションの設定で[段組み](Columns)を開き、段数を2にします。両側を同じ幅にするなら、等幅にするAutoWidthの設定を確認します。プレビューは段の配置を示すもので、周囲のページ全体まで再現する画面ではありません。
[書式]→[ページスタイル]の段組みを変えると、そのスタイルを使うページへ影響します。今回の目的は本文の一部だけなので、セクションの設定を変更していることを確かめてから挿入します。同じ「2段」でも適用対象を間違えると、残したい見出しまで変わってしまいます。
段間を確保し、文字を小さくする前に幅を見る
段間は隣の段との間隔です。例えば、左右の余白やセクションの字下げを除いた利用幅が160mmで、等幅2段の間を8mmにするなら、一段の幅は計算上76mmです。式は(160−8)÷2で、用紙全体の幅をそのまま二分する計算ではありません。
この数値は説明用の寸法で、おすすめの固定設定ではありません。段間を広げるほど一段が狭くなります。長い施設名やURLが読みにくくなるなら、文字を縮める前に1段のままにする案や、段組みにする文章の量を減らす案と比べます。
段の高さと、続きの読み順を確かめる
セクションには内容を各段へ均等に配分する設定があります。左右の下端をそろえる方向で組みたい場合はこの設定を確認します。ただし、文章の内容を左右で対にする機能ではありません。対応表を作りたいなら、段組みとは別の構成として考えます。
後から範囲内の段数や間隔を直すときは、[書式]→[セクション]から対象を選び、オプションの段組みを見直します。段落を追加したら、左の説明から右へ読む順序と、説明の後で連絡先へ続く位置を読み返します。空行を大量に入れて高さだけを合わせないようにします。
配布する紙面で、前後の文章が残っているか見る
印刷プレビューでは、見出しが一段のままか、説明の先頭と末尾が欠けていないか、連絡先が意図した場所にあるかを確認します。小さな画面で全体を縮小して見るだけでは、段間の狭さや読みにくい折り返しを見落としがちです。
PDFを配る場合は、最後の編集後に作成したPDFでも同じ箇所を見ます。段組み後にページが増えても、それだけで失敗とは限りません。説明を読み切れる幅と文字の大きさを保てているかを、ページ数とは別に判断してください。
次に確認すること
説明部分だけを選んでセクションを作り、2段・等幅・段間を設定します。見出しと連絡先が変わっていないことを確かめ、配布サイズで左右の読み順と末尾まで点検してください。
あわせて確認する
参考資料
- The Document Foundation:Insert Section
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/swriter/01/04020000.html
確認日:2026-10-03
文書のセクション。ページスタイル変更・実アプリ動作の証拠ではない。
- The Document Foundation:Columns
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/swriter/01/05040500.html
確認日:2026-10-03
通常の横書き本文の段組み。数値例は独自計算。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。