LibreOffice Writerの文末脚注を章末に集める|セクションと番号の再開
注を文書全体の最後ではなく章の後ろへまとめたいとき、Writerにはセクション末尾へ文末脚注を集める設定があります。対象は文末脚注(Endnote)です。ページ下の脚注(Footnote)と同じものとして扱わず、LibreOffice 26.2 Helpを基に章の範囲から整理します。
既存の注が文末脚注かを先に確認する
ここでは、第一章と第二章があり、第一章の本文に二つの文末脚注が付いている文書を想定します。本文中の参照記号と注の内容をたどり、手入力した小さな数字や、ページ下の脚注ではないことを確かめます。元文書のコピーを作ってから試してください。
新しい例で試すなら、本文の参照を置く位置で[挿入]→[脚注と文末脚注]から文末脚注を挿入します。種類を選ぶ画面ではEndnoteを選び、注の本文を書きます。後で配置を変える設定を選んだからといって、既存の脚注が自動的に文末脚注へ変わったことにはしません。
第一章の参照位置を含めてセクションを作る
第一章の見出しから章の最後の本文までを選び、[挿入]→[セクション]を開きます。選ぶのは注を参照している本文側です。第二章の見出しまで巻き込まないよう、選択の終わりを確認します。章末に置く手入力の「参考文献」一覧を移動する操作とも違います。
セクションには「第一章の注」など、自分が対象を見分けられる名前を付けます。既に章ごとのセクションがある場合は重ねて作らず、[書式]→[セクション]で既存の対象を確認してから設定を編集します。範囲の取り違えは、番号を調整する前に解消します。
文末脚注側の「セクション末尾」を選ぶ
セクションの[脚注と文末脚注](Footnotes/Endnotes)タブを開きます。既存セクションの編集ではオプションから進みます。そこでEndnotes側の[セクション末尾にまとめる](Collect at end of section)を選びます。
同じ画面にFootnotesの設定もありますが、今回はその欄を使いません。適用後は、第一章で参照した二つの注が対象セクションの後ろにまとまっているかを確認します。「章末」とはセクション末尾の意味であり、すべての注が本文と同じ一枚の紙の下部に収まる保証ではありません。
番号を章ごとに始め直すか決める
章ごとに注番号を振り直す方針なら、同じEndnotes欄の[番号を振り直す](Restart numbering)と開始番号(Start at)を確認します。例えば1から始める指定にします。これは注の配置場所とは別の選択なので、章末へ集めるだけなら番号の方針まで無条件に変更しません。
第二章でも1から始める場合、「注1」が文書内に複数現れます。紙で章だけを配るなら、章名と注の対応を読者が分かるようにします。逆に通し番号が必要な資料では、既存の編集方針と食い違わないよう、各セクションの番号設定をそろえて確認します。
参照と注を往復して、最終ページを点検する
第一章の二つの参照記号から注の内容を読み、第二章の注が混ざっていないかを確かめます。本文を削ったり追加したりしたら、章の終わりとセクションの終わりが目的どおりかを再確認します。注の位置だけが合っていても、参照先の説明が古いままでは完成ではありません。
印刷プレビューでは、注の文字サイズ、章の切れ目、注が続く次ページまでを見ます。章単位のPDFを作る場合も、必要な注のページが出力範囲から落ちていないかを確認します。本文ページだけを抜き出して配るときほど、注の付け忘れに注意してください。
次に確認すること
文末脚注であることを確認し、参照位置を含む章をセクションとして指定します。Endnotes側で末尾へ集め、必要な場合だけ番号を振り直して、章の本文と注を対で点検してください。
あわせて確認する
参考資料
- The Document Foundation:Inserting and Editing Footnotes or Endnotes
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/swriter/guide/footnote_usage.html
確認日:2026-10-03
既存の文末脚注または明示して新規挿入する例。設定だけで既存脚注を文末脚注へ変換するとは書かない。
- The Document Foundation:Insert Section
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/swriter/01/04020000.html
確認日:2026-10-03
文書のセクション。ページスタイル変更・実アプリ動作の証拠ではない。
- The Document Foundation:Footnotes/Endnotes
https://help.libreoffice.org/latest/en-US/text/swriter/01/05040700.html
確認日:2026-10-03
Endnotesの設定のみ採用。Footnotes側の複数ページに関する記述を混同しない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。