InDesignで本文の増加に合わせてページを足す|スマートテキストのリフローの条件
本文を増やすたびにページと文字枠を手作業で追加しているなら、「スマートテキストのリフロー」が候補です。ただし、どんな枠でも同じように増えるわけではありません。デスクトップ版InDesignで、単ページの練習文書にある二つの連結枠を使い、追加だけを試します。
別のページの二つの枠を、一続きにする
原稿のコピーか練習用の文書を用意し、見開きではない2ページに一つずつ、通常のテキストフレームを作ります。二つ目は空にし、一つ目を選択してアウトポートをクリックし、二つ目の枠へつなぎます。文章が一つの流れとして続くか確認します。
近くに置いた別々の枠や、同じページの中だけの連結では、今回の条件になりません。元のページ数、枠幅、段数を控え、何が増えたかを比較できる状態にします。
対象を広げ、自動削除は使わずに始める
Windowsは「編集」→「環境設定」→「テキスト」、Macは「InDesign」→「環境設定」→「テキスト」を開き、Smart Text Reflowに相当する「スマートテキストのリフロー」を有効にします。ページの追加先は「ストーリーの最後」に相当するEnd of Storyを選びます。
今回の枠は親ページの基本テキストフレームではないため、Limit to Primary Text Framesに相当する「基本テキストフレームに制限」を外します。Delete Empty Pagesはオフにし、文章を減らしたときのページ削除まで同時に有効にしないでください。
本文を追加し、新しいページが生まれるかを見る
連結した本文へ練習用の段落を追記し、既存の二つの枠へ収まらなくなるところまで増やします。ページパネルで追加されたページを確認し、最後の一文が続きの枠へ入っているかを見ます。何文字で何ページ増えるかは、書体や枠の条件で変わるため固定値にはしません。
赤いプラスが残る場合は、文章が収まり切っていない印です。設定のチェックだけを見て完了にせず、異なるページ間の連結、対象制限、本文末尾を順に確認します。
追加された枠が、元と同じ設計とは限らない
親ページに基づかない枠へこの機能を使う場合、追加ページの枠はページ全体の1段フレームになり、元の枠の属性をそのまま引き継ぐわけではありません。元が小さな囲みや複数段なら、本文が続いてもレイアウトが意図と違う可能性があります。
この例では、新しい枠の幅・段数・本文位置を元のページと比べます。自動追加を使い続けるか、親ページと基本テキストフレームを先に設計し直すかは、必要な紙面に合わせて判断します。
削除設定を広げず、末尾とページ構成を確認する
空ページの自動削除には、空になったテキストフレームがそのページの唯一のオブジェクトであることなどの条件があります。今回は削除をオフにしたまま、ページ追加と本文の連続性だけを確認します。意図しない変化が出たら、保存した練習前のコピーへ戻って条件を見直します。
PDFへ書き出す前に、追加ページの本文末尾と不要な白紙、ページ番号を確認します。自動でページが増えたことを、そのまま印刷用レイアウトの完成としないことが要点です。
次に確認すること
別ページ間の二枠を連結し、自動削除を使わずに追記します。追加ページの枠幅・段数・本文末尾を確認してからPDFを点検します。
あわせて確認する
参考資料
- Adobe:Set up smart text reflow in InDesign
https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/add-and-manage-text/add-and-import-text/set-up-smart-text-reflow.html
確認日:2026-10-02
単ページ文書の別ページ間2枠で追加のみを試す。削除設定は無効。本文が続くこととレイアウト完成は別判定。自動高さ調整候補を確認不能から機能不存在へ変換しない。
- Adobe:Thread text frames in InDesign
https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/add-and-manage-text/add-and-import-text/thread-text-frames.html
確認日:2026-10-02
同じ文書の通常フレーム。自動ページ追加は別の設定。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。