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入稿用PDFの作成

InDesignの見開きを単ページPDFにする|ページ書き出しとファイル分割の違い

出典確認日 2026-09-24 · 条件と適用範囲を明示

InDesignの編集画面が見開きでも、PDFは1ページずつ書き出せます。「Adobe PDF(プリント)」の書き出しで、「見開き」ではなく「ページ」を選びます。1ページごとに別のPDFファイルを作る設定とは違うため、入稿先が求めている形を先に確認しましょう。

「単ページPDF」が何を指すかを先にそろえる

「8ページを1つのPDFにまとめ、PDFの1ページには原稿の1ページだけを入れる」形と、「8個のPDFファイルに分ける」形は違います。どちらも会話では「1ページずつ」と呼ばれることがあるため、ファイル数まで確認します。

また、PDFを開いたときに左右2ページが並ぶことと、PDFの1ページ自体に左右の原稿が結合されていることも別です。閲覧時の表示だけを見て、書き出しが見開きだったと判断しないようにしましょう。

「Adobe PDF(プリント)」でページ単位を選ぶ

「ファイル」→「書き出し」を選び、名前と保存場所を指定します。ファイル形式は「Adobe PDF(プリント)」を選び、書き出しの設定画面を開きます。印刷用データを作る今回の手順では、インタラクティブPDF用の設定画面と混ぜません。

「一般」で書き出す範囲を確認し、書き出し形式を「ページ」にします。「見開き」(Spreads)を選ぶと、見開きがひとまとまりで書き出されます。編集しやすいよう見開きで制作していても、それだけを理由にPDFまで見開きへする必要はありません。

PDFプリセット、塗り足し、トンボ、カラーなどは入稿先の指定に合わせます。「ページ」を選んだことだけで、ほかの入稿条件まで満たしたとは判断できません。指定された形式が見開きの場合は、その指示を優先して確認します。

1つのPDFへまとめるなら、個別ファイル作成とは分ける

書き出し画面の「個別のPDFファイルを作成」(Create Separate PDF Files)に相当する項目は、各ページや見開きを別のPDFファイルにするための設定です。「ページ」で書き出す設定そのものとは別です。

1つのPDFで提出するなら、個別ファイル作成をオフにした状態で書き出します。ページごとに別ファイルを求められた場合にだけ有効にし、ファイル名の付け方と並び順も入稿先の指示へ合わせます。

たとえば8ページの原稿を全ページ出し、1ファイルへまとめる場合は、完成したPDFの中に8ページがあることを確認します。「PDFが8個ある」ことではありません。この例は、除外ページのない8ページ文書を想定しています。

PDFの表示を1ページにして、ページ数と構成を見る

書き出したPDFを閲覧ソフトで開き、サムネールと1ページ表示で確認します。表紙、見開きの左と右、最終ページがそれぞれ意図したページになっているかを見ます。左右を並べる閲覧表示だっただけなら、表示を変えてもPDFのページ構成そのものは変わりません。

1ページの中に左右の原稿が一緒に入っていたら、InDesignの書き出し形式を見直して作り直します。入稿用の修正を、閲覧ソフトの表示切り替えだけで済ませないようにします。

寸法の確認では、塗り足しやトンボを含むPDFの外側と、仕上がりのサイズを混同しないことも大切です。単ページにできた後で、境界をまたぐ写真や背景が必要な範囲まで残っているかを確認します。

小冊子の印刷順へ並べ替える作業とは別です

単ページPDFの書き出しは、1ページ、2ページと読む順番を保ちながら、1つずつのページとして出す作業です。紙を折ったときに正しい順番になるよう配置する小冊子の面付けとは目的が違います。

自宅で中とじの見本を作る場合と、印刷会社へデータを渡す場合を分けて考えます。入稿先が読む順の単ページを求めているなら、親切のつもりで小冊子用の順番へ並べ替えないでください。

送る前に、ファイル数、PDF内のページ数、表紙から末尾までの順番、ページ単位の見え方を順に確認します。これで「単ページ」という言葉だけに頼らず、相手が扱うデータの形を照合できます。

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参考資料

  1. Adobe:印刷用のPDFの書き出し

    https://helpx.adobe.com/jp/indesign/desktop/save-export-and-publish/save-and-export/export-pdfs-for-printing.html

    確認日:2026-09-24

    2026-08-07更新表示の印刷用PDF手順。インタラクティブPDF、面付け、全印刷会社共通の推奨値へ拡張しない。

  2. Adobe:InDesignのAdobe PDF書き出しオプション

    https://helpx.adobe.com/jp/indesign/desktop/save-export-and-publish/save-and-export/adobe-pdf-export-options.html

    確認日:2026-09-24

    一般設定のページ構成と表示だけを利用。圧縮やPDF互換バージョン等の別節は記事の根拠にしない。8ページ例は除外のない原稿を仮定した説明。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。