InDesignの脚注を後注へまとめる|変換する範囲と参照番号を確認
各ページ下の補足を冊子の最後へまとめる必要が出たときは、InDesignの脚注・後注の変換を使います。本文の番号と注の文章を手で切り貼りし直す前に、構造を保った変換を試します。ここでは通常の一つのストーリーに脚注が三つあり、後注はまだない文書のコピーを扱います。
番号だけでなく、注の文章も控える
変換前のファイルを別に残します。三つの脚注について、本文の参照位置と注の冒頭を控えます。練習なら「会場について」「集計方法」「用語の説明」のように、内容を見分けられる注を用意します。
変換後には番号が振り直されるため、古い番号の文字列だけで対応を判断しません。どの本文にどの説明が付いているかを照合できることが大切です。今回は複数文書のブック全体や、既存の後注が混在する原稿へ条件を広げません。
変換方向と対象範囲を指定する
「書式(Type)」から「脚注と後注を変換(Convert Footnote and Endnote)」に相当する項目を開き、「脚注から後注(Footnote to Endnote)」を選びます。逆方向のEndnote to Footnoteとは区別します。
範囲を指定するScopeで、文書の脚注すべてを変える今回はDocumentを選びます。Selectionは現在のテキスト選択内だけを扱う選択です。一部の注だけを選んだつもりなのに文書全体へ適用することがないよう、確定前に読み直します。
変換後は、参照先と三つの注を照合する
Convertで変換します。参照マーカーは更新され、注は順に番号を振り直されます。後注フレームがない場合は、文書末尾に新しく作成されます。ページ下から説明がなくなったことだけを見て完了にしないでください。
本文の三か所と後注の三項目を対応させ、「会場について」が集計方法の注と入れ替わっていないか、文章が欠けていないかを確認します。番号の見た目が以前と同じであっても、内容の照合は省きません。
本文の流れと、末尾の後注フレームを点検する
ページ下の脚注を移した後は、本文の改ページ位置が以前と同じとは限りません。見出しの前後と章末を読み、本文と後注の両方で文字あふれがないか確認します。
後注のフレームができても、注がすべて読みやすく収まったとは判断できません。最初の注だけでなく最後の注の末尾まで見て、出力範囲から外れていないかを確認します。文字を極端に小さくして一か所へ詰める前に、紙面の配分を見直します。
戻す場合も、変換前の原稿を基準にする
配置方針を戻すときは逆方向の変換もありますが、元の改ページや細かな紙面が完全に復元される前提にはしません。元のレイアウトが必要なら、保持しておいた変換前の文書と照合します。
配布用PDFを開き、本文の参照位置から文書末尾まで読み進め、注が三つとも含まれるかを確認します。「脚注から後注へ切り替えた」ことと、「読者が注を探して読める」ことの両方を確かめて終えます。
次に確認すること
脚注から後注への変換方向と範囲を指定し、本文の参照位置と注本文を照合します。文字あふれと末尾の出力を確認し、変換前のファイルも保持します。
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参考資料
- Adobe:Convert footnotes and endnotes
https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/indexes-and-references/footnotes-and-endnotes/convert-footnotes-endnotes.html
確認日:2026-10-02
単一ストーリー、脚注3つ、既存後注なしのコピー。元番号や改ページが不変とはしない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。