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InDesignの行位置調整

InDesignで左右の段の行をそろえる|ベースライングリッドの設定

出典確認日 2026-09-27 · 条件と適用範囲を明示

左右の段で本文の行位置が少しずつずれるときは、共通のベースライングリッドへそろえる方法があります。グリッドを表示する操作と、本文に整列を適用する操作は別です。InDesignで欧文を含む横組みの通常のテキストフレームを使う場合を扱い、縦組みや日本語フレームグリッドの詳細は対象にしません。

文字の上端ではなく、行の基準をそろえる

ベースライングリッドは、文字のベースラインをそろえるための横線の基準です。隣の段や別のフレームにも同じ基準を使うことで、本文の行位置をそろえられます。異なる文字の見た目の上端を一つずつ合わせる操作ではありません。

まず本文で使う行送りを決めます。大きな見出しや注記まで無理に同じ行送りにするのではなく、今回そろえたい本文の範囲を区別します。たとえば二段の案内文を整えるなら、本文の先頭、途中、末尾のどこでずれているかを見てから設定します。

文書のグリッド間隔と開始位置を設定する

Windowsでは[編集]→[環境設定]→[グリッド]、Macでは[InDesign]→[環境設定]→[グリッド]を開きます。ベースライングリッドの開始位置、基準位置、間隔を確認します。基準位置がページ上端なのか上マージンなのかも区別してください。

間隔は、まず本文の行送りに合わせます。たとえば本文の行送りを14ptに決めた例なら、グリッド間隔も14ptから確認します。これは推奨の文字サイズではなく、両者の対応を分かりやすくする例です。別の行送りを使う文書では、その値に合わせて設計します。

表示した後、本文へ整列を適用する

[表示]→[グリッドとガイド]からベースライングリッドを表示し、対象の本文を選んで、段落パネルなどのAlign To Baseline Gridを適用します。線を表示しただけでは本文をそろえたことになりません。線が見えない場合は、環境設定の表示しきい値より拡大されているかを確認します。

適用後に行間が広がる場合は、本文の行送りとグリッド間隔の組み合わせを見直します。一つのフレームだけ挙動が違うときは、[テキストフレーム設定]のベースラインオプションで独自のグリッドが指定されていないかを確認してください。フレームの独自設定は、その中では文書の設定に優先します。

本文以外を無理に合わせず、改ページも確認する

見出しや注記には、本文と別の行送りが必要な場合があります。段落の先頭行だけをグリッドに合わせる選択肢もあるため、全行をそろえる設定と区別します。すべての段落へ一括で適用する前に、本文と例外の役割を決めてください。

左右の段を見比べるだけでなく、設定前後の改ページと本文の終端を確認します。行位置の変更で文章が後ろへ送られていないか、必要な注記が残っているかまで点検します。完成PDFでは補助線の見た目ではなく、実際の本文の行位置と読みやすさを見て仕上げます。

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参考資料

  1. Adobe:Align or justify text in Adobe InDesign

    https://helpx.adobe.com/indesign/using/aligning-text.html

    確認日:2026-09-27

    複数段の本文のベースライン整列。表示だけを適用完了としない。

  2. Adobe:Use a baseline grid

    https://helpx.adobe.com/indesign/desktop/layout-and-grid-tools/grids/use-a-baseline-grid.html

    確認日:2026-09-27

    横組みの通常テキストフレーム。日本語フレームグリッド・縦組み詳細は対象外。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。