Illustratorで図形を円形に8個並べる|回転の中心とコピー回数を確認
同じ飾りを円形に並べるなら、一つずつ向きを変える代わりに、回転コピーを使えます。大切なのは図形自身の中心ではなく、並び全体の中心を指定することです。Windowsのデスクトップ版Illustratorで、単純な丸を8個並べる例を扱います。
中心から離れた場所へ、元の丸を一つ置く
練習用の文書で並びの中心位置を決め、その真上へ小さな円を一つ作ります。今回は文字や複雑な効果を含まない、塗りのある単純な円を使います。中心位置はガイドなどで分かるようにし、回転させる円だけを選びます。
円が中心と同じ位置にあれば、その場で回るだけで周囲へ並びません。まず元の円と全体の中心が別の位置にあることを確認し、用紙内へ収まる大きさで始めます。
Altクリックで並びの中心を指定する
回転ツールを選び、Altキーを押しながら全体の中心位置をクリックして回転の設定を開きます。角度を45度にし、「OK」ではなく「コピー」を選びます。元の円が残り、別の位置へ一つ増えた状態を確認します。
角度を決める計算は360÷8=45です。同じ形を8個にする今回の配置条件から求めた値で、公式作例の花の形や角度をそのまま使っているわけではありません。
最初のコピーの後は、6回だけ繰り返す
最初の回転コピーが選択された状態で、途中に別の変形を挟まずCtrl+Dを6回押します。元の円1個、最初のコピー1個、繰り返し6個で合計8個です。「8個欲しいから8回コピー」ではありません。
回数が分からなくなったら、むやみに押し続けず、オブジェクト数を確認します。8個そろった後にもう一回45度進めると、360度の位置へ戻り、最初の円へ重なる9個目を作ることになります。
| 段階 | 位置・個数 |
|---|---|
| 元の円 | 0度・1個 |
| 最初のコピー | 45度・計2個 |
| Ctrl+Dを6回 | 90〜315度・計8個 |
| さらに1回追加した場合 | 360度・元と重なる9個目 |
等間隔に見えるだけで、重複なしと判断しない
全体を拡大して、8方向に一つずつ円があるか確認します。必要ならレイヤーパネルの対象を数え、重なった余分な円を見逃さないようにします。重複が分かったら、該当する追加操作を戻すか、どちらを残すか特定して取り除きます。
同じ半径の位置へ等しい角度で並べても、異なる大きさの図形を混ぜれば、図形同士の隙間まで同じになるとは限りません。今回は同じ円を使い、回転の中心と個数を確認する作業に絞ります。
元と8個の並びを保存して、紙面で確認する
やり直し用の元図形を別に残し、完成した8個の並びを保存します。飾りを文字の周囲へ配置する場合は、文字まで回転コピーの選択に入れないようにします。
最終の印刷寸法で隣同士の円が接触していないか、外側が用紙からはみ出さないかを確認します。画面上の角度が45度でそろったことと、紙面で使える配置が完成したことは別に判断します。
次に確認すること
中心をAltクリックし45度で一回コピー、続けてCtrl+Dを6回実行します。元を含めて8個で、360度の重複がないことを確認します。
あわせて確認する
参考資料
- Adobe:Create a heart-shaped flower in Illustrator
https://helpx.adobe.com/in/illustrator/using/create-a-heart-shaped-flower.html
確認日:2026-10-02
Windowsの回転コピー操作のみ参照。公式の花の図形・画像を転用しない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。