プリントサイズナビ
Illustratorの線の輪郭化

Illustratorの線を輪郭の図形に変える|パスのアウトラインと元データの保持

出典確認日 2026-10-03 · 条件と適用範囲を明示

線の外形を直接編集したい場合は、Illustratorの[パスのアウトライン]で線を輪郭の図形へ変換できます。文字をアウトライン化する操作とは別です。デスクトップ版Illustratorで、ブラシや効果を使っていない単色の通常の線を扱います。

線幅を直したいのか、輪郭を直したいのかを分ける

塗りなし・線ありの簡単な開いたパスを作業用に用意します。線幅6ptなど、輪郭の変化を見やすい設定で試します。太さや端の形をまだ頻繁に変える段階なら、線のまま編集するほうが合う場合があります。

外側の形の一部を直接動かす必要があるなら、輪郭への変換を検討します。ただし、見た目を少し太くするだけなら、変換する前に線幅の調整で済むかを考えます。印刷に出す図形ならすべて必須という操作ではありません。

編集用の原本を残し、対象の線だけを選ぶ

元のAIファイルを残してから作業用コピーを開き、選択ツールで変換する線を選びます。近くの文字や別の図形まで一緒に選んでいないか、選択の枠と対象を確認します。今回の説明は通常の線一つに絞っています。

複雑なブラシ、複数の線、効果を重ねた外観は、同じ短い手順だけで結果を保証しません。元の対象がどのような属性で構成されているかを確認し、分からない部分をまとめて変換しないようにします。

オブジェクトのパスから、線をアウトライン化する

[オブジェクト]→[パス]→[パスのアウトライン](Outline Stroke)を選びます。線の見た目を形作っていた部分が輪郭のパスへ変換されます。文字に対する[書式]のアウトライン作成と取り違えないでください。

選択をいったん外して見た目を比べ、ダイレクト選択ツールで輪郭を確認します。元の中心線と線幅の組み合わせを操作する状態とは違います。塗りもある対象ではグループ化された結果になる場合があるため、選択している要素の単位も確認します。

変換後の形と、戻して直す場合を確認する

試験用のコピーで輪郭の一部を動かし、どこが変わるかを見ます。線端や曲がり角を直す場合も、中心線に対する線端設定を調整する感覚で操作しないようにします。必要な形にならなければ、原本からやり直す判断を残します。

変換したからといって、どの出力機器にも適したデータになったとは限りません。印刷会社や加工業者へ渡す場合は、相手が求める形式・色・線や図形の条件を別に確認します。本稿は機器別の入稿条件を満たす保証ではありません。

最終の大きさで輪郭を点検する

保存した作業版からPDFなど実際の受け渡し形式を作り、線端、曲がり角、隣の図形との隙間を確認します。画面で大きく拡大したときだけでなく、資料に載せるサイズでも形が読み取れるかを見ます。

ファイル名などで、線のままの原本と変換済みの版を区別します。あとから線幅だけを変更する依頼が来たときに、どちらへ戻ればよいか分かる状態を残すことも、仕上げの一部です。

あわせて確認する

参考資料

  1. Adobe:Convert strokes to compound paths

    https://helpx.adobe.com/illustrator/desktop/paint-and-fill/learn-painting-basics/convert-strokes-to-compound-paths.html

    確認日:2026-10-03

    単色通常線。文字アウトライン、複雑な外観、全印刷・加工機条件の保証は対象外。

出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。