Illustratorで文字を変形した後に書き換える|エンベロープの内容と外形
曲げた見出しの文言を後から変更したいなら、元の文字を編集できる状態でエンベロープを使う方法があります。文字の内容を直す操作と、外側の変形を直す操作を分けることが要点です。デスクトップ版Illustratorで、短い一行の文字を使う例を説明します。
元の文字と、変形させた版を分ける
文字ツールで短い見出しを入力し、誤字と文字数を確認します。説明例は「秋の展示会」です。アウトライン化する前の編集できる文字を使い、元の文字を別の作業用ファイルにも残しておきます。
円のパスに沿って文字を並べる方法と、文字を含むオブジェクト自体を変形する方法は別です。今回は後者です。細い文字や長い注意書きへ強い変形を掛けるのではなく、短い見出しで読みやすさを確認します。
ワープで作成し、形を選ぶ
文字オブジェクトを選択し、[オブジェクト]→[エンベロープ]のMake with Warpに相当する[ワープで作成]を選びます。ワープオプションで形と変形の設定を選び、文字の変化を見ながら確定します。
この手順ではメッシュや最前面オブジェクトを使う作成方法は選びません。同じ「曲げる」目的でも別の方式へ途中で切り替えると、確認する設定が増えます。まず既定のワープ一つで、文言を変えても調整し直せる状態を作ります。
文言を変えるときは、内容の編集へ切り替える
変形したオブジェクトを選び、[オブジェクト]→[エンベロープ]→[内容を編集](Edit Contents)へ進みます。文字ツールで元の文字を編集し、「秋の展示会」を「秋の作品展示会」のように書き換えます。
外側の形を直す場合は、コントロールパネルのEdit Envelopeへ戻します。文字を変えた結果、前より詰まったり読みにくくなったりしたら、内容と変形を往復して調整します。元の文字が編集できることと、文字数を増やしても自動で最適な見出しになることは別です。
解除と拡張を、同じ「元に戻す」と考えない
エンベロープのReleaseは、元の状態のオブジェクトとエンベロープ形状を別のオブジェクトにします。一方、Expandは変形した形を保ったままエンベロープを取り除く操作です。どちらも同じように元の文字編集へ戻る命令だとは考えないでください。
後から文言を直す予定がある編集用ファイルでは、不要な解除や拡張をしないで残します。配布用を出力したら、見出しの先頭・末尾と濁点などの細部を確認します。変形前の文字と照合し、装飾を整える途中で必要な一文字を落としていないかを読んで仕上げてください。
次に確認すること
編集可能な元の文字を残してワープを作り、内容の編集で文言を修正します。外形調整へ戻った後に全文を照合し、編集用と配布用を分けて保存してください。
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参考資料
- Adobe:Distort objects with envelopes
https://helpx.adobe.com/illustrator/desktop/manage-objects/reshape-transform-objects/distort-objects-with-envelopes.html
確認日:2026-10-02
- Adobe:Edit the contents of envelopes
https://helpx.adobe.com/illustrator/desktop/manage-objects/reshape-transform-objects/edit-the-contents-of-envelopes.html
確認日:2026-10-02
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。