Excelで重複しない項目一覧を作る|UNIQUEの2種類の結果を区別する
同じ担当名が何度も出てくる表から、項目名を一つずつ取り出したいならUNIQUE関数を使えます。「同じ値をまとめる」と「一度しか出てこない値だけを残す」は別の指定です。ここではUNIQUEに対応するWindowsのMicrosoft 365デスクトップ版で、空欄のない短い列を例にします。
元の6行を残し、出力先を空ける
A1を「担当」、A2:A7へ順に「受付」「案内」「受付」「設営」「案内」「記録」と入力します。これは架空の配置例です。同じ担当が複数行にあっても、元表ではそれぞれ別の記録かもしれません。今回は行を削除せず、項目名の一覧だけを別に作ります。
D1を「担当の一覧」にし、D2より下を空けておきます。UNIQUEの結果は複数のセルへ広がるため、出力先に別の表を詰め込まないようにします。範囲は空欄のないA2:A7に限定し、列全体を参照して空欄の扱いまで一度に解決する例にはしません。
通常の一覧は、引数を増やさずに作る
D2へ `=UNIQUE(A2:A7)` と入力します。この例では「受付」「案内」「設営」「記録」の4項目になります。受付と案内を一覧から消したいのではなく、同じ名前を何度も載せないための指定です。元のA列はそのまま残します。
結果の並びが配布資料の希望順と違う場合は、一覧化と並べ替えを別の課題として考えます。UNIQUEを書いただけで、優先順や表記の正しさまで決まったとは扱いません。「受付」と「受付担当」が同じ役割なら、元データの表記方針を先に確認します。
一度だけ登場した値は、第3引数で指定する
F1を「一度だけ登場」、F2へ `=UNIQUE(A2:A7,FALSE,TRUE)` と入力します。第2引数FALSEは行単位で比較し、第3引数TRUEが「一度だけ出た値」を選びます。例の結果は「設営」「記録」の2項目です。
受付と案内は複数回出るため、後者の一覧には入りません。「重複しない一覧を作ったら担当が減りすぎた」というときは、TRUEを付けた目的を見直してください。どちらが正解かは、紙に載せたい一覧の意味で決めます。
| 式 | この例の結果 | 項目数 |
|---|---|---|
| =UNIQUE(A2:A7) | 受付・案内・設営・記録 | 4 |
| =UNIQUE(A2:A7,FALSE,TRUE) | 設営・記録 | 2 |
スピルの邪魔と、元データの範囲を分けて点検する
結果が広がれず `#SPILL!` になる場合は、出力先に文字や別の数式が残っていないか確認します。不要と確かめた内容だけを移し、関係のない表まで消さないようにします。スピルする数式自体はExcelテーブルの内部には置けないので、通常のセル範囲へ出力します。
この例にA8を追加しても、式のA2:A7には含まれません。増えた行を含む範囲へ直して照合します。結果の一部を手直しするのではなく、元のA列か左上の数式を修正してください。配布前は4項目と2項目の意味を見出しで区別し、印刷範囲に結果の末尾まで含めます。
次に確認すること
通常指定で一覧を作り、一度だけ出る値が必要な場合だけ第3引数をTRUEにします。出力先の空きと参照範囲を確認し、一覧の意味を紙面へ残してください。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:UNIQUE function
https://support.microsoft.com/en-us/excel/functions/unique-function
確認日:2026-10-03
Windows Microsoft 365・空欄なし固定範囲。4件/2件は自作例。全旧版対応、表記統一、業務優先順の自動判断は主張しない。
- Microsoft:Dynamic array formulas and spilled array behavior
https://support.microsoft.com/en-us/excel/dynamic-array-formulas-and-spilled-array-behavior
確認日:2026-10-03
動的配列のスピル挙動、出力妨害、Excelテーブル外の数式、左上セルの編集。UNIQUEとSORTBYのbounded examplesで再利用し、全エラー原因を網羅する診断には広げない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。