Excelで合計時間が24時間に戻る|経過時間を「26:05」と表示する
作業時間を足したら、26時間のはずなのに「2:05」と表示される。そんな場合は、計算式を直す前に合計セルの表示形式を確認します。WindowsのMicrosoft 365デスクトップ版Excelで、正の作業時間を足し、24時間を超える合計を表示する例です。
開始時刻ではなく、かかった時間を入力する
A1を作業、B1を所要時間とし、B2に9:40、B3に8:50、B4に7:35を入力します。これは三つの架空作業の所要時間で、午前9時40分などの開始時刻ではありません。B5には =SUM(B2:B4) を入れます。
「9時間40分」という説明の文字列ではなく、時間として扱える値を入れてください。まず少数の入力で合計が計算できることを確かめてから、実際の一覧へ広げます。出勤・退勤の差や日付をまたぐ計算は今回の対象外です。
合計セルに角かっこ付きの時間形式を設定する
B5を選び、Ctrl+1で「セルの書式設定」を開きます。「表示形式」の「ユーザー定義」で、種類に [h]:mm;@ を入力して確定します。大切なのは、時間を表すhの角かっこです。通常の時刻のように一日内の時・分だけを見せず、積み上がった時間を表示します。
適用するのは、まず合計セルだけです。文字列をつなぐ式へ変えたり、見た目を合わせるため24を直接足したりせず、元の加算と表示を分けて確認します。
分に直して「26時間5分」を検算する
9時間40分は580分、8時間50分は530分、7時間35分は455分です。合計1565分を60で割ると26時間と5分なので、期待する表示は26:05です。通常のh:mm表示では、24時間を除いた2:05に見えても、値まで2時間5分へ減ったとは限りません。
表示形式を戻したときに見え方が変わることと、入力値・計算式が変わることを区別します。26:05にならなければ、B2:B4の入力とB5の参照範囲から確認します。
| 作業 | 入力 | 分に換算 |
|---|---|---|
| A | 9:40 | 580 |
| B | 8:50 | 530 |
| C | 7:35 | 455 |
| 合計 | 26:05 | 1565 |
「26:05」と「26.05時間」は別の数値
26:05の05は5分です。十進表記の26.05時間は0.05×60=3分なので、26時間3分を意味します。コロンを小数点へ置き換えて別の資料へ転記しないでください。
時間数を小数で必要とする場合は、別セルに =B5*24 とし、数値として表示して照合します。この例なら約26.0833時間です。どの桁で丸めるかは提出先の条件で決め、根拠なく26.05へ置き換えません。
紙面の見出しにも「合計時間」と残す
一覧では「所要時間(時:分)」や「合計時間」と明記し、時刻表と誤読されないようにします。表示が#####なら、列幅と元の値を別に点検します。見出しだけを変えて数字が読めない状態を残さないようにします。
印刷プレビューで26:05の先頭の2が欠けていないか、単位が見えるかを確認します。月ごとなどで合計がさらに増える資料では、2桁の例だけで十分な列幅と決めず、想定される長い表示でも確かめてください。
次に確認すること
合計へ[h]:mm;@を設定し、1565分=26時間5分と検算します。十進時間が必要なら別セルで換算し、紙には単位を残します。
あわせて確認する
参考資料
- Microsoft:Add or subtract time in Excel
https://support.microsoft.com/en-us/excel/add-or-subtract-time-in-excel
確認日:2026-10-02
正の所要時間の加算。給与・勤怠制度、負の時刻、出退勤日時計算は対象外。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。