複数PDFに共通の通し番号を付ける|Acrobat Proで順序と出力先を確認
複数のPDFを配布し、「資料一式のどのページか」を共通の番号で指定したい場合は、Acrobat Proの通し番号を使えます。各ファイルを一つに結合する代わりに、ページへ連続する識別番号を付ける方法です。先にファイルの順序と出力先を決め、元のPDFを残して作業します。
元のページ番号とは別の識別番号を付ける
たとえば本文が12ページ、別冊が8ページで、両方ともページ番号が1から始まる資料を考えます。共通の通し番号を加えれば、同じ「3ページ」でも一式のどこを指すかを伝えやすくなります。接頭辞を「SET-」、開始番号を1、桁数を6にするなら、「SET-000001」のような表記が例になります。
これは番号の付け方の例であり、資料の承認や改ざん防止を証明するものではありません。また、画面のページラベルを変えることとも目的が違います。紙に残す識別番号が必要なのか、画面上でページを探しやすくしたいのかを先に分けます。
ファイルを追加し、並び順と保存先を決める
Acrobat ProでPDFを開き、[編集]の[その他]から[通し番号]、[追加]へ進みます。[ファイルを追加]で対象を選び、一覧を確認します。資料を一組として読む順に、[上に移動]や[下に移動]で並べ替えます。ファイル名順が読み順と同じとは限らないため、一覧を目で照合してください。
[出力オプション]では保存先とファイル名を決めます。作業用のコピーや別の出力フォルダーを使い、無加工の原本と見分けられる状態にしておきます。保護・暗号化されたファイルや一部のフォームは対象外です。処理できないものを外して完成扱いにせず、必要な資料がすべてそろっているか確認します。
番号を置く場所と形式を指定する
ヘッダーとフッターを追加する画面で、番号を置く欄にカーソルを置き、[通し番号を挿入]を選びます。桁数は3~15桁、開始番号、接頭辞、接尾辞を指定できます。接頭辞や接尾辞に「#」は使用しないようにします。
番号は読めても、本文や元のページ番号に重なっては使いにくくなります。縦向きと横向きが混じる資料や余白が小さいページを含む場合は、そのページでも番号の位置を確認します。余白の条件が異なるファイルへ同じ設定を一括適用するときほど、代表ページだけでなく例外のページを探しておきます。
ファイルが切り替わる境目で連番を点検する
出力後は最初のページだけでなく、各PDFの最終ページと次のPDFの先頭を確認します。先ほどの12ページと8ページの例なら、全ページを連番対象にしたとき、境目は「SET-000012」と「SET-000013」、最後は「SET-000020」になる想定です。これは指定条件からの確認例です。
重複番号や欠番があるときは、対象ファイル、順序、開始番号を確認して原本からやり直します。後からページを追加した場合も、一式の参照番号を維持するのか付け直すのかを決めてから再出力します。配布済みの資料と番号が変わるなら、番号だけで同じ版だと判断させない工夫が必要です。
次に確認すること
コピーした少数のPDFで番号の位置とファイル境界を確かめ、同じルールを資料一式へ適用します。最後に全ファイルの先頭・末尾と余白の狭いページを確認してください。
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参考資料
- Adobe:Acrobat Pro で通し番号を追加
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/desktop/edit-documents/apply-bates-numbering/add-bates.html
確認日:2026-09-26
Acrobat Proの文書識別。法的な証拠能力、改ざん防止、第三者認証の証明にしない。
出典は各記事の判断に必要な範囲で参照しています。機種・アプリ固有の操作は、他の環境で同一になることを保証しません。条件を置いた計算例と、メーカー等が明示した仕様を区別してください。